クレジットカードが不正利用される6つの手口と防止方法とは?

公開日: : 最終更新日:2016年07月06日 トラブル全般

クレジットカードが不正利用される6つの手口と防止方法とは?
昨今、私たちが気付かないうちにカードの偽造や盗難の被害にあったり、カード番号などの情報が不正に詐取され、インターネット上で悪用されるなど、カード犯罪に巻き込まれてしまう被害が多発しています。

このような不正利用の被害にあった場合の救済措置として、すべてのクレジットカードには『盗難保険』と呼ばれるサービスが付帯しています。

これにより万が一不正利用の被害にあった場合でも、第三者による不正利用が認められればカード会社が全額補償してくれます。

では、この『盗難保険』を適用するためには一体どのような対処(手続き)をすればいいのでしょうか。今回は『不正利用と盗難保険』についてまとめてみました。

不正利用の被害にあった場合の対処法とは?

毎月送られてくる請求書や引き落とし口座を確認した際に、心当たりのない請求があった場合には不正利用の疑いがありますので、請求書やカードの裏面に記載されているコールセンターに連絡をしてください。

連絡をした後は、カード会社が調査をしてくれますので結果が来るまで待ちます。
※調査の内容によってはカード番号や不正利用された請求書などの書類を提出する場合があります。

調査の結果、第三者による不正利用が認められた場合には請求が取り消されます。たとえ代金を支払った後でも全額補償してくれますので安心です。

もしも、クレジットカードを紛失したり盗難の被害にあった場合には、気づいた時点ですぐに各カード会社が設置してある『カード紛失・盗難受付デスク』に連絡をして、最寄りの警察・交番に「紛失・盗難届け」を出してください。

カードの紛失や盗難についてもう少し知りたいという方は、下記でも紹介していますので参考にしてみてください。

クレジットカードを紛失した場合や盗難にあった場合の対処法は?クレジットカードを紛失した場合や盗難にあった場合の対処法は?
どこを探してもクレジットカードが見つからない時は、かなりあせってしまいます。他のことに気が回らなくなるほどにあせります。「もしかして盗まれたとか?」いろいろと考えるかと思いますが、どうしてもカードが見つ...

 
盗難保険が適用された場合には、カード会社がその被害額を全額補償してくれますが、条件によっては保険が適用されない場合もあります。

盗難保険が適用されない場合とは?

不正利用された場合に全額補償してくれる盗難保険は、非常に安心できるサービスですが、すべてにおいて補償してくれるというわけではなく、条件によっては保険が適用されない場合もあります。

代表的な例としては下記の5つ。

  1. カードの裏面にサインが書いていない場合
  2. カードを他人に貸したり、カード情報を使用させたりした場合
  3. 会員の関係者が利用した場合
  4. 不正利用の発生から期間が経ち過ぎている場合
  5. キャッシング被害にあった場合

1.カードの裏面にサインが書いていない場合

カードの裏面にサインをすることは、本人を確認し、第三者による不正利用を防止するために必要な対策の一つです。

そのため、本人のサインが書いていないカード、つまり防犯対策をしていないカードは不正利用されたとしても保険が適用されない場合があります。

2.カードを他人に貸したり、カード情報を使用させたりした場合

会員がカードを他人に貸したり、カード番号などのカード情報を使用させたりするなどの行為は、管理が不十分であるということで保険が適用されない場合があります。

3.会員の関係者が利用した場合

会員の家族や配偶者、同居人などの身近な人がカードを利用した場合には、故意・過失にかかわらず保険が適用されない場合があります。

4.不正利用の発生から期間が経ち過ぎている場合

盗難保険には申請期限がありますので、期間が経ち過ぎている場合には保険が適用されません。

カード会社により若干の違いはありますが、基本的にはカード会社からの利用明細書の送付、またはインターネットによる通知後『60日以内』であれば保険が適用されます。分割払いやリボ払いの場合は、初回支払通知後60日以内となります。

ただし、60日以上前の場合でも保険が適用されたという話もありますので、申請期限が過ぎているからといって諦めず、一度カード会社に連絡をしてみることをおすすめします。

5.キャッシング被害にあった場合

キャッシングを含め暗証番号が使われた場合の不正利用に対しては、暗証番号を知られてしまったという ”過失” がカード会員に発生してしまいますので保険が適用されない場合があります。

<<関連記事>>

クレジットカードのキャッシングとは?損をしないための注意点クレジットカードのキャッシングとは?損をしないための注意点
キャッシングについてキャッシングとはクレジット会社や消費者金融などから『ATM』や『CD』を通して現金を借りることを言います。ATMとは、Automatic Teller Machine(オートマチック・テラー・マシン)の略で、預入・引...

 
以上、盗難保険が適用されない代表的な例として5つ紹介しましたが、この他にも保険が適用されないケースというのはありますので、気になる方は一度お手持ちのカードのホームページにて確認してみてください。

それでは最後に、不正利用が発生する手口や原因として代表的な6つを防止方法とあわせて紹介したいと思います。

不正利用が発生する6つの手口(原因)と防止方法は?

不正利用の手口は実に様々ですが、代表的な手口としては下記の6つ。

  1. ゴルフ場や温泉施設などでのロッカー荒らし
  2. 電車内や駅構内、飲食店などでのスリ
  3. 車上荒らし
  4. フィッシング詐欺
  5. スキミング
  6. 個人情報の漏洩

1.ゴルフ場や温泉施設などでのロッカー荒らし

ゴルフ場や温泉施設などに設置してある暗証番号式のロッカーや貴重品ボックスで、暗証番号を入力する際に盗み見されたり、小型カメラで盗撮されるなどして暗証番号を知られ、持ち主がロッカーを離れたすきに開錠しカード情報を盗み取ります。

防止方法は?

ロッカーに暗証番号を入力する際には、周りに不審者や小型カメラが仕掛けられていないかちゃんと確認し、入力ボタンを手で覆うなどして入力します。

さらに、暗証番号式ロッカーや貴重品ボックスを利用する際は、クレジットカードなどの暗証番号と同じ番号を使用しないようにします。

2.電車内や駅構内、飲食店などでのスリ

深夜に電車内や駅構内で眠り込んでいる人の上着や鞄から財布を抜き取ります。飲食店などでは椅子やハンガーにかけた上着や鞄から財布を抜き取ります。

防止方法は?

人気のない電車内や駅構内での居眠りは注意が必要です。また、財布などの貴重品は鞄の奥のほうにしまいしっかり口をしめておくか、上着の内ポケットに入れてボタンをしっかりかけておきます。

飲食店などでは上着やカバンはできるだけ目の届く範囲に置くようにして、財布などの貴重品は必ず身につけるようにします。

3.車上荒らし

駐車中の車からピッキングや窓を割ったりしてドアを開け、貴重品やETCカードを盗みます。

防止方法は?

車を離れる際には必ず貴重品を持ち出し、車内に置いたままにしないようにします。ETCカードは利用する時以外は必ず抜いておくようにします。

4.フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とはカード会社や銀行などの金融機関やポータルサイトなどを装ったメールをサイト利用者に送信し、にせのWEBサイトへ誘導した後にカード番号や口座番号、暗証番号や住所などの個人情報を不正に収集する詐欺のことです。手口としては

・おめでとうございます!○○が当選しました!
・カードが無効になっています。
・カードが悪用されています!
・アカウントの有効期限が近づいています。

 
などといった内容のメールを送信して、利用者の個人情報を返信させ情報を盗み取ります。

防止方法は?

基本的にはどこのカード会社も個人情報をメールで返信させるようなことはしていませんので、もしこのようなメールが届いた場合には返信しないようにします。

また、にせのWEBサイトは本家と「ドメイン」が相違していますので確認してください。一番確実な方法は不審なメールが届いたらカード会社に確認をとることです。

5.スキミング

スキミングとは他人のクレジットカードやキャッシュカードの磁気データ(カード情報)を、「スキマー」と呼ばれる特殊な装置を用いて不正に盗み取り、偽造カードにコピー(複製)して不正使用することです。

手口としてはスポーツクラブやサウナ、ゴルフ場など貴重品が手元から離れている間に、一時的にカードを盗んで磁気データを盗み取る場合や、ホテルやレストランなどのCAT(信用照会端末)にあらかじめ細工をしてスキマーを仕掛けて、磁気データを盗み取る手口があります。

スキミングについては下記で詳しく紹介しています。

クレジットカードのスキミング被害について!対策方法とスキマーの手口とは?クレジットカードのスキミング被害!対策方法とスキマーの手口とは?
昨今、様々な手口によって私たちが気付かないうちにカード情報が不正に詐取され、カードを偽造されたりインターネット上で悪用されるなどの被害が多発しています。カード会社はこれらの不正利用を未然に防ぐため、カー...

防止方法は?

財布などの貴重品は手元から離さないようにします。またレストランなどで会計をする際には、カードは渡さず目の前で処理をしてもらうようにします。

国内にある普通のお店でスキミングの被害にあうケースはそれほど多くはありませんが、うさんくさくて信用出来ないようなお店では極力カードの使用は控えるようにします。

6.個人情報の漏洩

現在インターネット通販を利用して買い物をする人も増えてきましたが、利用した際には名前や住所、クレジットカード情報などの個人情報が利用した会社に蓄積されていきます。

その個人情報が人為的によるものやウィルスなどが原因で第三者に漏れてしまい悪用されることがあります。

防止方法は?

通販会社のショップレビューがある場合などは購入する前に一度確認しておき、信用出来ないようなお店であれば購入をしない、もしくはカードの使用を控えます。

さらに、「3Dセキュア」を利用すればより安全です。3Dセキュアとはインターネット上でのクレジットカード決済において、『VISA・JCB・MasterCard』が推奨する本人認証サービスのことです。

決済する際に本人しか知らないパスワードの入力を要求することで、第三者による不正利用を防止してくれます。
※3Dセキュアを利用するためには必要条件があります。

3Dセキュアについての詳細は下記を参考にしてください。

3Dセキュア(本人認証サービス)とは何のこと?利用方法は?3Dセキュア(本人認証サービス)とは何のこと?利用方法は?
クレジットカード情報の盗用による不正利用が多発している昨今。ネットショッピングにおけるセキュリティ対策が重要視されています。今回は、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うための、本人認証...

 
また、通販会社だけではなく自身のパソコンのウィルス対策もしっかり行う必要があります。

 
以上が代表的な6つの手口(原因)となりますが、それ以外にも空き巣やひったくり、警察やカード会社などを装って電話をかけてくるなどその手口は実に多種多様です。

実際問題これらすべての手口を100%防ぐことはできませんが、ちょっとしたことで被害にあう確率を下げることはできますので皆さんもぜひ実践してみてください。

最後に最も重要かつ効果的な不正利用の防止方法を3つご紹介します。

効果的な不正利用の防止方法とは?

最も重要かつ効果的な不正利用の防止方法は下記の3つ。

  1. カードの裏面には必ず署名(サイン)をすること
  2. カードの暗証番号を第三者に推測されやすい番号にしないこと
  3. 利用明細書をこまめにチェックすること

1.カードの裏面には必ず署名(サイン)をすること

これは先にも述べましたが、かなり重要なことですので必ずサインは書くようにしてください。サインを書くことは最初にできる防犯対策です。

2.カードの暗証番号を第三者に推測されやすい番号にしないこと

前述したとおり、暗証番号が使用された場合の不正利用に対しては、保険が適用されない場合がありますので、推測されにくい暗証番号にする必要があります。

推測されにくい暗証番号としては

・結婚記念日や入社の年月日などの記念日
・実家の電話番号や家族の誕生日
・社員番号や学籍番号

 
などが挙げられます。逆に推測されやすい暗証番号としては

・自身の生年月日を組み合わせた数字
・自宅や勤務先、携帯の電話番号を組み合わせた数字
・住所の番地を組み合わせた数字
・4桁の同じ数字(例:0000、1111)
・車のナンバープレートを組み合わせた数字
・運転免許証や保険証の番号を組み合わせた数字

 
などがあります。

3.利用明細書をこまめにチェックすること

こちらも前述しましたが、盗難保険には申請期限がありますので、期限を過ぎてしまわないようこまめに利用明細書をチェックすることがとても大切です。

申請期限を過ぎてしまうと、いかなる場合も保険対象外となってしまいますが、期限内であれば全額補償してくれますので、この利用明細書をチェックすることこそが不正利用の防止方法として最も重要なことではないでしょうか。

 
効果的な不正利用の防止方法として3つ紹介しましたが、どれも基本的なことばかりで拍子抜けされた方もいらっしゃるかとは思います。

ただ、意外とできていない方が多いのが現状ですので、最後にあげた3つの不正利用防止対策についてはしっかり対応しておくようにしましょう。
 

スポンサード リンク

スポンサード リンク

PAGE TOP ↑