クレジットカードに書くサインは漢字?ローマ字?それとも・・・
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最終更新日:2023年09月28日
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クレジットカード生活はカード裏面の ”ご署名” と書かれた枠に、ボールペンなどを使って自身のサインをすることから始まります。
「カードが手元に届いたら、まず最初に必ずカード裏面の所定欄にサインをしてください。」これはどこのカード会社のサイトを見ても必ず書いてあることです。
それぐらいサインを書くということが重要なことだとわかりますね。
では、サインをすることの役割とはいったい何なのでしょうか?今回はクレジットカードのサインについての紹介です。
目次
サインをすることの役割について
サインをすることの役割については大きく分けて下記の3つ。
- 本人のカードであることの証明
- 不正利用に対する抑制効果
- サインが書いてないと使えない
1.本人のカードであることの証明
カードの裏面にサインをするということは、そのカードが本人の物であることを証明することにもなります。ですから、本人以外はたとえ家族の方でもそのカードを利用することはできません。
2.不正利用に対する抑制効果
サインしてあるカードは、第三者が不正利用しづらくなるため、不正利用の抑制につながります。
また、サインのないカードでは盗難や紛失によって不正利用されたときに、その損害額が補償されない場合があります。
3.サインが書いてないと使えない
カードを利用するたびにお店側からサインをもとめられますが、お店側はそのサインとカードの裏面に書かれたサインを照合することで本人確認をおこなう必要があります。
そのため、サインのないカードでは、本人確認が出来ないためお店で利用することができません。また、お店でサインをすることにはもう一つ意味があります。
それは、カード利用者が「この金額と支払い回数で商品を購入します。」と承認した証です。そのため、サインをする際には必ず支払い金額と支払い回数を確認するようにしてください。
ただ、必ずしもお店でサインをしなければならないというわけではなく、サインのかわりに暗証番号を入力したり、小額決済が多いコンビニやスーパーなどではサインも暗証番号もいらないサインレスとなる場合もあります。
サインをすることの役割について3つ紹介しましたが、皆さんはカードの裏面にサインをするとしたらなんて書きますか?ほとんどの方は、漢字かローマ字でフルネームを書くのではないでしょうか。
実は、このサインについては明確な決まり事があるわけではなく、2つの条件さえ満たしていれば何でも好きなように書くことができます。
サインを決める際の2つの条件とは?
では、サインを決めるうえで必要な2つの条件とは何でしょうか。それは、
- いつでも常に同じサインが書ける事
- 第三者から見てそれがあなたのサインだとわかる事
の2つです。
それさえ満たしていれば、自分流にアレンジしたかっこいいサインを書くことも可能です。
何でも好きにサインを決めていいとはいえ、なかなかイメージが浮かばないと思いますので、利用可能な文字の一例を紹介しておきます。
サインとして利用可能な文字の一例
自分流にアレンジしたサインを決めるうえで、利用可能な文字として10つほど紹介します。
漢字 | 山田 花子 ※苗字や名前だけでもOK |
ひらがな | やまだ はなこ ※苗字や名前だけでもOK |
カタカナ | ヤマダ ハナコ ※苗字や名前だけでもOK |
あだ名 | やまちゃん |
ローマ字 | Yamada Hanako ※苗字や名前だけでもOK |
筆記体 | ※苗字や名前だけでもOK |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、ジャワ語、ウルドゥー語など |
イニシャル | Y.H. |
記号や顔文字 | ○△□☓☆→$¥、(^o^)(#^^#) |
篆書体(てんしょたい) |
あまり実用的ではないサインもありますが、要はサインに決まり事はなく自由であるということが伝わればと思います。
ただ、あだ名や顔文字はカード会社からごく稀に指導を受ける場合があります。
サインを書く際のポイントとしては、普段書かないようなきれいすぎるサインや第三者に真似されやすいようなサインはさけて、自分らしいサインにすることです。
具体的には文字のはねやはらいを強調したり、一文字だけ大きくするなど、真似されにくい「くせ」のある字で書くことです。
この辺りを意識しながらオリジナルのかっこいいサインを見つけてください。
けど、やっぱりサインは漢字かローマ字の方が良い?
サインは2つの条件さえ満たしていれば何でもかまわないと前述しましたが、漢字やローマ字にしたほうがトラブルは少ないかと思います。
一般的にサインをするといえばこの2つをイメージされる方が圧倒的に多いので、あまり馴染みがないサインをお店ですると、店員の方に怪しまれていらぬ時間をとられる可能性があります。
また、セキュリティ面においても記号などの単純で真似されやすいものより安全となっています。
海外に行かれる方は、パスポートと同じサインにするのが良いかと思います。
※海外でカードを利用した際に、パスポートの提示を求められるケースもありますので、サインが同じならトラブルになりにくくなります。
カード裏面のサインを変更したい場合はどうするの?
すでにカードの裏面にサインが書いてある場合は、カード会社に連絡をしてカードの再発行依頼を出す必要があります。
一番やってはいけないことは、除光液などの薬品を使ってサインを消し、書き直すことです。余計なとこまで消えてしまい、不正利用を疑われる可能性があります。
万が一、不正利用された場合は?
万が一、不正利用の被害にあった場合でも、クレジットカードに付帯されている「盗難保険」を利用すれば、その損害額はカード会社が全額補償してくれますので安心です。
※盗難保険を適用するには条件があります。
不正利用と盗難保険については『クレジットカードが不正利用される6つの手口と防止方法とは?』を参考にしてください。