海外でのクレジットカードの使い方。レストランではどう支払う?
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最終更新日:2023年09月28日
海外旅行
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海外のレストランでカード払いにする方法は、日本とは少し勝手が違います。
そこで今回は、初めての方でも安心してカード払いができるよう、海外レストランでの支払方法について紹介したいと思います。
初めてのカード払いに不安を持っている方や、現地であたふたしたくないという方は、ぜひご覧ください。
目次
- 1 レストランでクレジットカード払いにする手順
- 2 はじめから伝票にチップ代が含まれているケースもある
- 3 チップだけ現金で支払うことも可能
- 4 海外で初めてクレジットカードを利用する方への注意点
- 5 まとめ
レストランでクレジットカード払いにする手順
それでは早速カード払いの方法について紹介したいと思いますが、まずは全体像をつかんでもらうため、おおまかな流れをリストにしましたので確認してください。
レストランでカード払いにする手順をまとめると、
- ウェイターに会計をしたい旨を伝える
- 持ってきた伝票に書かれた支払額を確認する
- クレジットカードをホルダーに挟んで置いておく
- ウェイターがカードとホルダーを回収しにくる
- カード払い用の伝票を持ってきてくれる
- チップ額と食事代+チップの合計金額を記入する
- 著名欄にサインを記入する
- 「Guest Copy」と書かれたお客様控えを持ってお店を出る
といった感じになります。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.ウェイターに会計をしたい旨を伝える
日本のレストランで会計しようと思ったら伝票を持ってレジへ向かいますが、海外では席に着いたまま会計を済ませるのが一般的です。
なので、まずはウェイターやウェイトレスに会計をしたい旨を伝えることから始めましょう。
ここは、軽く手をあげて「check, please」とだけ言えばOKです。”お会計をお願いします” という意味ですね。
2.持ってきた伝票に書かれた支払額を確認する
ウェイターに支払いの旨が伝わると食事代が印字された伝票を持ってきてくれるので、支払額に間違いがないかしっかりと確認してください。
- 注文していない品はないか?
- 数量はあっているか?
- 金額はあっているか?
などですね。
3.クレジットカードをホルダーに挟んで置いておく
大抵は黒色のホルダーに伝票が挟んであるので、金額に間違いがなければホルダーの頭からクレジットカードが見えるように挟んで置いておいてください。
ホルダーの置き場所は、テーブルの端でいいでしょう。
4.ウェイターがカードとホルダーを回収しにくる
カードをホルダーに挟んでテーブルに置いておくことで、「カードで支払う準備ができている」ということがウェイターに伝わります。
後はウェイターがホルダーとカードを回収しに来るまで待っていてください。
なかなか来てくれない時は、手をあげて呼んでもいいでしょう。
カードは持って行かれるの?
カードを持って行かれるって大丈夫なの?。このように感じる方も多いと思いますが、海外ではカードを奥に持っていって処理するケースが大半です。
スキミングされないかと不安に思うかもしれませんが、ここは信じましょう。
カードを持って行って何をしているの?
ここも気になるところですが、これはカードが使用可能なのか?ということのチェックを行っています。
具体的には、
- カードの利用限度額は超えていないか?
- 有効期限は切れていないか?
- 盗難届けの出ているカードではないか?
といったことですね。
もちろん、この段階ではカードの使用可能をチェックしただけなので、代金は精算されませんので安心してください。
最後に記入するサインをして初めて、精算が確定します。
5.カード払い用の伝票を持ってきてくれる
カードの処理が終わると再びウェイターがホルダーを持って現れるので、受け取って中を開いてください。
すると、先程とは別の伝票が2枚追加されているはずです。
それがカード払い用の伝票になります。
2枚の伝票は一見すると同じようにも見えますが、よく見ると「Customer Copy」と「Guest Copy」と書かれているので確認してください。
お店によっては、「Customer Copy」ではなく「Merchant Copy」と明記されている場合もありますね。
それぞれ、「お店控え」と「お客様控え」という意味です。
6.チップ額と食事代+チップの合計金額を記入する
カード払い用の伝票を見ると、チップ額と食事代+チップの合計金額を記入する欄がありますので、そこに任意のチップ額とその合計を記入してください。
それぞれ、チップ額は「Tip」あるいは「Gratuity」、合計金額は「Total」と明記されているので、すぐに見つけられるはずです。
ちなみに、「Gratuity」は ”心付け” という意味になります。
ここでの注意点は次の2つ。
- 必ず「Customer Copy」と印字された ”お店控え” に記入すること
- チップ額および合計金額を記入したあとは「-」横線を引いておくこと
一つ目は、必ずお店控えの伝票にチップ額と合計金額を記入するということです。
ただ、あとで確認できるようお客様控えにも、金額は記入しておいた方ががいいでしょう。帰国後、カード会社から来る請求額と照らし合わせる際に必要になりますので。
2つ目は、記入した金額の横に「-」横線を引いておくことです。
Tip : 5.20 -
Total : 40.00 -
正直これは必須ではないですが、記入した数字に追加する輩もいるかもしれませんので、念のため引いておくことをおすすめします。
あと、記入するチップ額は、合計金額が「51.80」ではなく「52.00」というように端数が出ないよう調整してやるといいでしょう。
あとで計算するときに楽ですよ。
チップの相場はいくらくらい?
ここで誰もが気になるのが、チップの相場はいくらなのか?ということですね。
もともとチップは ”心付け” という制度なので任意の金額で問題ないわけですが、一般的には食事代の15%~20%がチップ相場と言われています。
普通のサービスだったなと感じた場合は「15%」、すごくいいサービスだったと感じた場合は「20%」にするといいでしょう。
逆に、サービスが悪かったと感じた場合は、「10%」にしてもいいですね。
もちろんチップ相場は国によって違うので、すべてにおいて先程の数値が当てはまるというわけではありませんが、少なくとも米国においては
- 満足いくサービスだった場合:20%
- 普通のサービスだった場合:15%
- 悪いサービスだった場合:10%
を基準にして考えれば問題ないでしょう。ご自分が受けたサービス内容によって、パーセンテージを決めてみてくださいね。
ちなみにチップの割合は、
- 注文した料理はすぐに来たか?
- 料理は冷めていなかったか?
- 食べ終わったお皿はすぐに下げてくれたか?
- ウェイターは礼儀正しかったか?
などで決めると良いかと思います。
7.著名欄にサインを記入する
チップと合計金額を記入した後は、伝票の一番に下にある「×印」の欄に、クレジットカードに書かれたものと同じサインを記入してください。
ここでの注意点はありませんね。
伝票にサインをするのは日本と一緒です。ただ、海外だからと言ってローマ字で書いてはダメですよ。
必ず、クレジットカードに書かれたサインと同じものを書いてくださいね。漢字で書いてるなら漢字で書くということです。
8.「Guest Copy」と書かれたお客様控えを持ってお店を出る
伝票にサインをしたらウェイターに渡さないといけないのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、そのまま席を立ってお店を出てもらって問題ありません。
ただ、「Guest Copy」と書かれたお客様控えは忘れないよう持ち帰ってくださいね。
先程も言いましたが、カード会社からの請求額と照らし合わせるときに必要になりますので。
なぜ、チップを記入した後にカードを渡さなくてもいいのか?
チップ額を記入した後に、カードを渡さないと精算できないのでは?と思うかもしれませんが、先程カードを渡した時にカードの処理は終わっているので、改めてカードを渡す必要はないのです。
お店側はチップ額と合計金額、そしてサインが書かれた伝票を基に再度データ入力するだけで、精算することができます。
なので、サインを記入した後そのまま席を立っても問題ないということです。
以上が海外のレストランでの食事代をカードで支払う手順となります。初めはドキドキすると思いますが、思ってるより簡単なので堂々とチャレンジしてみてくださいね。
はじめから伝票にチップ代が含まれているケースもある
自らチップ額を記入するのが一般的な流れにはなりますが、ハワイなど外国人観光客の多い場所では、チップを取りはぐれないためにあらかじめチップ額が上乗せされているレストランもありますので、伝票はしっかり確認しておくようにしてくださいね。
でないと、チップを2重に支払うことになってしまいますので。
もちろん、2重払いがダメというわけではないので、サービスがよかったのでチップをはずみたい!と思った場合は、上乗せで払っても全然OKですよ。
逆に、サービスが悪かったのにこんなにチップを払いたくない!と思った場合は、チップ額に横線を引いて金額を減らすこともできます。
チップだけ現金で支払うことも可能
念のため食事代をカード払いで、チップ代を現金で支払う方法も紹介しておきたいと思います。
利用される方は少ないとは思いますが、買い物しすぎで限度額が心配な方や、帰国前で少しでも現金を減らしたいという方はぜひ活用してみてください。
やり方はすごく簡単です。
クレジットカード用の伝票のチップ欄に ”Pay in cash” (現金で支払う)と記入し、食事代だけを合計金額に記入するだけです。
あとは、お皿の下にでも現金(チップ)を挟んでおけばOKです。済んだらそのままお店を出ましょう。
海外で初めてクレジットカードを利用する方への注意点
今回の主題とは少し違いますが、海外で初めてクレジットカードを利用する方への注意点を少しだけ紹介しておきたいと思います。
それは、次の2点です。
- 暗唱番号の確認
- 利用限度額の確認
まず、暗証番号の確認ですが、日本ではたとえ暗証番号を忘れたとしても ”サインでお願いします” と店員さんに言えば、大抵はサインに切り替えてもらうことができます。
ですが、海外ではこの方法は通用しません。必ず暗証番号の入力が必要になり、わからない場合は利用することができません。
なので、暗証番号に不安がある方は、必ず出国前に確認しておくようにしてください。現地で暗証番号が違うなんてことになったら、非常に困りますので。
2つ目は、利用限度額の確認です。
正直これは必須ではありませんが、何かと出費の多い海外では日本より限度額オーバーになりやすい傾向にあります。
なので、ご自分の限度額では物足りないと感じる場合は、事前にカード会社へ増枠依頼をかけておくことをおすすめします。
増枠方法については下記で解説していますが、一時的な増枠依頼にかんしては、カード会社も比較的簡単に引き上げてくれるはずですよ。
海外で初めてクレジットカードを利用するという方は、出国前にこの2点は確認するようにしてくださいね。
まとめ
今回は、海外レストランでのカード払いの方法について紹介してきました。
手順をまとめると、
- ウェイターに「check, please」と伝える
- 伝票の支払額を確認する
※チップ代が含まれていないかも確認する - ホルダーにカードを挟み、テーブルの端に置く
- カード払い用の伝票を持ってきてくれるので、「Customer Copy」と書かれた ”お店控え” にチップ額と合計金額を記入する
※不正請求防止のため金額の横に「-」横線を引いておく
※確認用として「お客様控え」にも同じ内容を記入しておく - ×印の著名欄にサインを記入する
※必ずクレジットカードと同じサインをする - お客様控えを忘れずに持って店を出る
となります。
慣れるまでは緊張してしまうかもしれませんが、実際にやってみるとすごく簡単なので安心してください。
2、3回もすれば当たり前にできるようになっているはずですよ。
どうしても不安だ!という方は、会計をする前に本記事を参考にしてみてくださいね。
以上、「海外でのクレジットカードの使い方。レストランではどう支払う?」についての紹介でした。