これで納得!クレジットカードが使えないお店の理由について

公開日: : 支払い

これで納得!クレジットカードが使えないお店の理由について
クレジットカードの普及率が年々増加しているのに比例して、店舗側のカード決済の導入もどんどん加速していますが、まれにクレジットカードが使えないというお店を見かけたりします。

「カードが使えないなんて不便だな」と思う方も少なくないとは思いますが、なぜキャッシュレス化が進む現代においてクレジットカード払いに対応していないお店が存在しているのでしょうか?

今回は、クレジットカードが使えないお店が存在する理由について解説したいと思います。

一番の理由はカード会社に支払う加盟店手数料の問題

お店側がカード決済を導入しない一番の理由が、カード会社に支払う加盟店手数料の問題です。

カード利用者にとってはあまり馴染みのない言葉ですが、お店側はカード決済を導入するかわりに、カード利用1回につき一定の手数料をカード会社に支払う必要があります。

例えば、お客さんが1,000円の商品をクレジットカードで購入した場合、お店側はそのまま1,000円がカード会社から振込まれるのではなく、1,000円から手数料分を差し引かれた額が振込まれる形になります。

当然その差額分はお店側が負担することになるわけですから、利益の少ない店舗や原価ギリギリで販売している店舗においては、非常に大きな痛手となってしまいます。

「カード会社に支払う手数料の負担が大きい」

これがクレジットカードが使えないお店が存在している一番の理由となります。

カード会社に支払う手数料は一体どれくらい?

では、実際にカード会社に支払う手数料は一体どれくらいなのでしょうか。

ここは皆平等に全店一律。としてほしいところですが、さすがにそれはないですね。店舗の規模や業種、扱う商品によってその率は大きく変わってきます。

実際の料率についてはカード会社が公表しているわけではないので具体的な数値はわかりませんが、だいだい以下のよう料率に区分されています。

  • コンビニ・・・1% 程度
  • 家電量販店・・・1%~1.5% 程度
  • デパートや百貨店・・・2%~3%
  • 小売店や専門店・・・3%~5%
  • 飲食店・・・4%~5%
  • 居酒屋やバー・・・4%~8%
  • 風俗店・・・7%~10%

業種によって大きく異なっているのがわかりますね。

傾向としては一つ一つの商品単価が安く、かつカード決済の多い業種ほど手数料は安く設定され、現金決済が多く未回収リスクの高い業種ほど手数料は高く設定されています。

またこの手数料は一度決定したらずっと固定ではなく、交渉次第で引き下げることも可能です。

馴染みのお店ではあえて現金払いにするやさしさも大切

使えば使うほどポイントが貯まっていくクレジットカード払いは利用者にとって大きなメリットですが、知人が開業している店舗や馴染みの居酒屋などではあえて現金払いにしてあげるのもやさしさの一つと言えます。

理由は明白ですね。お店側が負担する手数料を軽減してあげるためです。

数人で飲み行くとあっという間に2万、3万と支払額が増えるので「カード払いにしてポイントを貯めたい」という気持ちも湧いてきますが、そこはグッとこらえて現金払いにしてあげるのもいいかもしれませんね。

手数料分を商品に上乗せしているお店もなかには・・・

カード会社に支払う手数料の負担を少しでも補うために、商品やサービスにコスト分を上乗せしているお店は少なからずあります。

さすがに「現金ではなくクレジットカード決済の場合は◯%の手数料を頂きます。」とはっきり言ってくるお店はそうそうありませんが、お客側にわからないよう上乗せしているお店は存在しています。

経営者側の観点からすればコスト分を商品に上乗せするという行為はごく普通のことかもしれませんが、カード会社に支払う手数料をお客側に上乗せする行為はれっきとした加盟店規約違反となります。

発覚すれば厳重注意、最悪の場合は契約解除となります。

万が一ご自分が支払った額に手数料が上乗せされていたと発覚した場合には、カード会社に連絡することで上乗せ分を払い戻せることもあります。

混雑時のトラブルを防止するため

クレジットカードが使えないお店の理由で手数料の次に多いのが、混雑時のトラブルを防止しスムーズに会計を済ませるためです。

一見すると現金払いよりカード払いのほうが会計はスムーズなのでは?と思うかもしれませんが、クレジットカードが認証エラーになった場合かなりのタイムロスとなってしまいます。

特にオフィス街のランチタイムでは大勢の人が一斉に食事に出かけることになるので、そんなときに認証エラーにでもなってしまったら大問題となります。

レジが複数台設置してあるお店であればそれほど大きな問題にはならないでしょうが、大抵の飲食店はレジが1台しかありません。

レジに大勢の人がならんでいる状態での認証エラー。

休憩時間が決まっているサラリーマンやOLの方にとっても、クレームに発展しかねないお店にとっても何一ついい事はありませんね。

こういった人の出入りや客の回転が早い混雑時には、あえてクレジットカードの利用を不可にすることで未然にトラブルを防いでいるお店もあります。

時間帯によって利用制限をかけるのは実は規約違反

混雑時の昼時だけクレジットカードを利用不可にしているお店はオフィス街の飲食店を中心に数多く存在していますが、実はこの行為はカード会社的には規約違反と定めています。

以下はJCBの公式サイトより抜粋した文面になりますが、

Q.加盟店で金額や時間帯によってカードを利用できない場合があるのはなぜですか?

A.加盟店との契約で、カード取り扱いの金額・時間帯に制限を設けることは禁止されております。 加盟店の業態により事情はございますが、万が一そのような行為があった場合は、加盟店に是正指導を行いますのでカード裏面のカード発行会社までご連絡ください。

はっきりと明記されていますね。「クレジットカードの利用時間帯に制限をかけるのは禁止している」と。

今回はJCBだけをピックアップしましたがクレジット業界は大抵横並びな状態なので、他のカード会社も同じように禁止しているはずです。

では、なぜ規約違反にもかかわらず問題にならないのでしょうか?

それは、社会的にある程度承認されている軽度な違反とされているためです。

先程も紹介していますが、オフィス街の昼時というのは限られた時間内で終わらせる必要があるため、お店はもちろんのことサラリーマンやOLの方にとっても戦場です。

そんな時にクレジットカードの認証エラーで時間を取られてしまっては、誰一人得することなんてありません。

そういった事情から、現状においては問題視されずOKとされているというわけです。

ランチタイムだけクレジットカードが使えないお店のもうひとつの理由

ランチタイムだけクレジットカードの利用を制限しているお店の理由は、先程説明したとおり混雑時におけるカードの認証エラーによるトラブルを未然に防ぐといいうものですが、実は別の理由でそうしている場合もあります。

それは、お店の宣伝です。

皆さんも夜のメニューは高いけどランチメニューは安いというお店を見たことがあるかと思いますが、そういったお店の狙いは「安いランチでお店の雰囲気や料理の味を知ってもらい、夜の高級な時間帯に再び利用してもらう」というものです。

もちろんこれは高級なお店に限った話ではなく、お酒が入ることによって利益率があがりやすい夜の時間帯に来てもらう呼び水として考えているお店もあります。

そういったお店は、総じて赤字覚悟でランチを提供している場合が多いです。

当然これ以上のコストはかけたくないというのがお店側の心情ですので、手数料を取られてさらに利益率が下がってしまうクレジットカードの使用をいやがるというわけです。

お店がクレジットカード決済を導入している理由について

ではなぜお店側はカード会社に手数料を支払ってまでクレジットカード決済を導入しているのでしょうか。

利益率が下がるのであれば導入しないほうがいいようにも思えますが、一体なぜなのでしょうか。

それは、単純に手数料を支払う以上のメリットがお店側にあるからです。

例えば、以下のような状況を想像してみてください。

あなたは飲み会の幹事としてお店を選んでいます。予算は10万円です。クレジットカード払いが可能なお店と現金払いにしか対応していないお店があった場合、あなたならどちらのお店を選びますか?

当然そこにはお店の雰囲気や料理の内容といった要素がからんでくるとは思いますが、単純に同じとした場合ほとんどの方がカード払い可能なお店を選ぶのではないでしょうか。

理由は単純に、クレジットカード払いにしたほうがポイントが貯まってお得だからです。

このようにお店側はクレジットカード払いを可能にすることで、お客さんに選んでもらいやすい状況を作り出すことができます。

実際に、現金払いよりもクレジットカード払いのほうが高額な商品を購入しやすいという統計もでているくらいカード払いの効果は高いです。

もちろんその他にもメリットはあります。

財布に現金が入ってなくてもカードがあれば欲しい商品を購入できるので、お客の取り逃がしを防ぐことができたり、直接現金でのやり取りがない分現金の受け取りミスやお釣りの渡しミスをなくすことができます。

扱う現金が少なくなれば、万が一強盗に入られたとしても最小額の被害で済むというメリットもありますね。

このようにお店側には、カード会社に支払う手数料以上のメリットが存在しています。

カード会社、カード加盟店、カード利用者すべてにメリットがあるからこそ、クレジットカードがここまで普及したというわけですね。

カード会社だけメリットがあるなんていう独り相撲なら、こんなシステムすぐになくなっていたことでしょうね。

クレジットカード決済を導入していないお店の特徴は?

クレジットカード決済を導入していないお店の特徴は先程から紹介しているように、

  1. クレジットカード会社に支払う手数料の負担
  2. 認証エラーによる混雑時のトラブル防止

の2つを理由としている場合が大半ですが、具体的にはどんなお店に多いのでしょうか。

傾向的には以下のケースに該当するようなお店に多いです。

  • オフィス街にある人気飲食店(ランチ時のみ)
  • 安い商品を数多くお客さんに提供しているお店
  • 個人経営の規模が小さいお店
  • 資金繰りがギリギリのお店

 
上2つにかんしては改めて理由を言う必要もありませんが、混雑時のトラブル防止とコストの軽減をそれぞれ主な目的としていますね。

個人経営の規模が小さいお店にかんしては手数料の負担を軽減するという目的もありますが、もう一つ別の理由から利用できない場合もあります。

それは、信用問題です。

私たちがクレジットカードを使うためにはカード会社の審査をクリアして信用を得る必要がありますが、カード加盟店になるためにも同様にカード会社が行う審査をクリアして信用を得る必要があります。

審査内容については公表されていませんが、主に

  • 店舗の規模
  • 店舗の設立年数
  • 店舗の営業成績
  • 過去のカード事故の有無

などを確認されることになります。

個人経営の規模が小さいお店においてはこの辺りの社会的信用度が低くなりがちなので、どうしても審査に受かりにくくなってしまいます。

審査に落ちてしまうと当然加盟店にはなれないので、クレジットカードが使えないというわけです。

最後は資金繰りがギリギリのお店についての理由ですが、これは入金サイクルの問題があげられます。

クレジットカード決済というのは現金払いと違って商品が売れてもすぐに代金がお店に入るわけではなく、後日まとめてカード会社から振込まれる形となります。

つまり、商品の仕入れにお金がかかっているのにその商品の売上代金がお店に入ってこない。という事態に陥るというわけです。

売上代金が入ってこないと次の仕入れができないというようなお店にとっては、この入金のズレが死活問題となってしまいますね。

このような余力の少ないお店においては、クレジットカード決済が利用できないケースが多くなります。

JCBブランドだけ使えないケースが増えている??

JCBと言えば日本が誇る唯一の国際ブランドですが、ここ最近VISAやMasterCardは使えるけどJCBだけ使えないというお店が増えてきています。

昔はJCBは使えるけどVISAやMasterCardは使えないというお店がほとんどだったのに、一体なぜなのでしょうか?

それは、カード会社に支払う手数料の高さが問題となっています。

カード加盟店がカード会社に支払う手数料は前述したとおり、店舗の規模や業種、扱う商品によって違ってきますが、カード会社によっても手数料は変わってきます。

その手数料が他のブランドと比べJCBは高めに設定されています。

しかも、他のブランドはカード会社と交渉することによって手数料率を下げることが可能なのに対し、JCBでは引き下げに応じることがほぼありません。

これはVISAやMasterCardと違って、JCBの決済を担当しているのが現状㈱ジェーシービーだけしかないためです。

今や国内・海外問わずVISAやMasterCardの利用者は格段に増えていますので、わざわざ手数料の高いJCBを導入しなくてもVISAとMasterCardで十分と考える店舗経営者が増えてきているというわけですね。

まとめ

今回は、クレジットカードが使えないお店の理由について紹介してきました。

主な理由をまとめると、

  • カード会社に支払う加盟店手数料のコストを削減するため
  • 認証エラーによる混雑時のトラブルを防止するため
  • お店の宣伝用にランチを安く提供しているため
  • カード会社の審査に通らないため

 
となります。

クレジットカードが使えない理由についてはお店それぞれの事情が存在していますが、私達がもっとも困るのは「お店にカードブランドのステッカーが貼っているにもかかわらずランチタイムだけカードが利用できない」といったケースです。

実際、カード払いできるものと思って会計に行ったら「ランチメニューではカードは使用できません。」と言われ、あせったという方はたくさんいらっしゃいます。

現金の持ち合わせがあればいいのですが、ない場合は・・・です。

「それならそうとお店の入口にでも書いといてくれよ」と思うかもしれませんが、なかなかそういったお店を見かけることは少ないです。

商品の購入であれば「じゃ~買うのやめます。」で済みますが、飲食店ではそうもいきません。

オフィス街の飲食店や昼は安いが夜は高いというお店では、こういった昼時のみカード利用不可というケースが非常に多いで、そのようなお店に行かれる際には十分注意してくださいね。

以上、「これで納得!クレジットカードが使えないお店の理由について」についての紹介でした。

 

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