Financial Pass Visaデビットカードを徹底解析!マイル好き旅行好きの方には絶対おすすめ!
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最終更新日:2023年09月28日
Visaデビットカード
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目次
- 1 Financial Pass Visaデビットカードの特徴
- 2 Financial Pass Visaデビットカードの基本詳細
- 3 年間利用額に応じて最大8,000マイルがもらえる
- 4 給料振込の指定口座にすれば毎月50マイルがもらえる
- 5 「ANAマイレージクラブカード」と「Financial Passカード」のマイル口座を統合できる
- 6 海外旅行傷害保険は貴重な自動付帯
- 7 国内旅行傷害保険は入院・通院補償付き
- 8 最高30万円の「ショッピング保険」が付帯
- 9 最大5万円がもらえる「旅行キャンセルお見舞金」付き
- 10 全国にある提携金融機関のATMで入出金が可能
- 11 VISA認証サービスが利用できる
- 12 第三者不正使用保険(盗難保険)が付帯
- 13 海外で利用する場合
- 14 Financial Pass Visaデビットカードの残念なところ
- 15 Financial Pass Visaデビットカードのまとめ
Financial Pass Visaデビットカードの特徴
Financial Pass Visaデビットカードは、「ICキャッシュカード」+「Visaデビット」+「ANAマイレージクラブ」の3つの機能が一体になった、スルガ銀行ANA支店オリジナルのデビットカード。
年会費や入会金といった初期費用などはなく、スルガ銀行ANA支店の口座さえあれば15歳以上の高校生から持つことができます。
カードの特徴としては、1年間のカード利用累計額に応じてマイルがプレゼントされるほか、以下の様々な付帯サービスを利用することができます。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
- 旅行キャンセルお見舞金
まさに、旅行に特化したデビットカードだと言えますね。
中でも、最大5万円がもらえる旅行キャンセルお見舞金は、Financial Pass Visaデビットカードだけのサービスとなっているので注目です。
普段の買い物に使うカードは持っているけど、旅行用のカードは持っていない。そんな方には、ぜひともおすすめしたいカードとなっております。
Financial Pass Visaデビットカードの基本詳細
詳細内容 | |
カード名称 | Financial Pass Visaデビットカード |
銀行名 | スルガ銀行ANA支店 |
年会費 | 永久無料 |
入会資格 | 個人の方で申込時の年齢が15歳以上の方(中学生は除く) ※スルガ銀行ANA支店の口座をお持ちの方 |
入会審査 | あり ※総合的判断によりVisaデビット機能なしのカードが発行される場合があります。 |
家族カード | なし |
ETCカード | なし |
有効期限 | スルガ銀行が指定 |
支払い回数 | 1回払い |
支払い方法 | カード利用と同時に口座から引き落とし ※一部店舗では店舗側の都合で後払いになる場合あり |
利用限度額 | 普通預金残高の範囲内であれば自由に設定が可能 ※初期設定は一日あたり100万円(いつでも変更可能) ※即時引落しとならない場合には、口座残高を超えて取引が成立する場合あり |
利用できる場所 | 国内・海外のVISAマークがある加盟店 国内・海外のネットショッピング VISA・PLUSマークがある海外ATM |
カード利用時の確認方法 | 引き落としと同時に指定メールアドレス(パソコン・携帯電話)へ確認メールが届きます。 |
海外ATM利用手数料 | 1回あたり200円(税抜) ※海外ATM設置機関による手数料が別途必要になる場合があります。 |
為替レート | 3.00% ※Visaが定める為替レートに上乗せ |
カード再発行 | 1,000円(税抜) |
年間利用額に応じて最大8,000マイルがもらえる
Financial Pass Visaデビットカードでは、利用額に応じてポイントが貯まるといった一般的なシステムではなく、以下の年間利用累計額に応じてマイルがプレゼントされます。
100万円未満 | マイルプレゼント無し |
100万円以上200万円未満 | 3,000マイル |
200万円以上 | 8,000マイル |
※海外ATM取引はマイルプレゼントの対象外
集計期間は、毎年1月1日~12月31日までの1年間。その間に利用したFinancial Pass Visaデビットカードの利用累計額によってもらえるマイルが決定します。
それぞれのノルマを見てみると、
- 3,000マイルの場合:月におよそ83,400円の利用が必要
- 8,000マイルの場合:月におよそ166,700円の利用が必要
といった感じになります。
個人的には、結構きついノルマですね。私もこのカードは持っていますが、これまで一度も達成したことはないです。
月に何度も飛行機や新幹線を利用するといった方なら達成できるかもしれませんが、普段の買い物だけで狙っていくのはちょっと難しいかもしれませんね。
ただ、Financial Pass Visaデビットカードでは、公共料金や電話料金の支払いにも対応していますので、それらとうまく合算すれば ”ひょっとしたら” といったところでしょうか。
給料振込の指定口座にすれば毎月50マイルがもらえる
Financial Pass Visaデビットカードでは、毎月会社から振り込まれる給料の受け取り先をANA支店に指定するだけで、毎月50マイルが入金のたびにプレゼントされます。
年間にすると600マイルにもなるので、振込先を指定できる会社であれば必ず指定しておきましょう。
ただ、10万円未満の場合は ”給料” として認識されませんので、10万円を切るケースの多いアルバイトの方は注意しておいてくださいね。
また、以下の引き落としをANA支店に指定することでも、マイルを貯めることができます。
- 固定電話
- 携帯電話
- 生命保険
- 損害保険
- クレジットカード
貯まるマイルは1件につき毎月5マイル。年間にすると60マイルが貯まることになります。
例えば、携帯電話と生命保険の引き落としを指定すれば、年間120ポイントがもらえるというわけです。
こちらは、給料振込とは違い金額の大小は関係ないので、指定すれば誰でもマイルを受け取ることができます。
「ANAマイレージクラブカード」と「Financial Passカード」のマイル口座を統合できる
すでに「ANAマイレージクラブカード」を持っている方は、「Financial Passカード」を作ることでマイル口座がダブってしまうんじゃないかと思うかもしれませんが、その心配はいりません。
申し込みをするときに「ANAマイレージクラブお客様番号」を入力することで、既存の「ANAマイレージクラブカード」と「Financial Passカード」のマイル口座を統合することができます。
もちろん、マイル口座を統合しただけなので、2枚のカードを併用して使うことは可能です。
海外旅行傷害保険は貴重な自動付帯
Financial Pass Visaデビットカードには、海外旅行中に起きた病気やケガなどを補償してくれる旅行傷害保険が標準付帯されていますが、なんと適用条件が「自動付帯」となっています。
つまり、利用付帯のような所定の代金を支払うことで保険が適用されるといった面倒な条件などはなく、ただ持っているだけで保険が適用されるというわけです。
これ以上使い勝手のいい保険はありませんね。
肝心の補償内容も、
利用条件 | 【自動付帯】 日本を出国した日の翌日から90日間まで補償してくれます。 |
(傷害)死亡後遺障害 | 最高 1,000万円 |
傷害治療費用 | 最高 100万円 |
疾病治療費用 | 最高 100万円 |
賠償責任 | 最高 1,000万円 |
携行品損害 | 最高 10万円 ※1旅行(年間10万円限度) |
救護者費用 | 最高 150万円 ※1旅行(年間150万円限度) |
家族特約 | - |
というように、無料ですが充実した補償内容と言えるでしょう。
このサービスだけでも、本カードを保有するメリットは十分あると思います。
旅行傷害保険は複数のカードで合算できる
意外と知らないという方も多いですが、実はカードに付帯している旅行傷害保険というのは、傷害死亡・後遺障害を除く補償を複数のカードで合算することができるんです。
例えば、Aカードの傷害治療費用が100万円でBカードの傷害治療費用が200万円だったとした場合、傷害治療費用は2つのカードを合算した300万円になるというわけです。
もちろん、3枚4枚と合算することもできます。
利用付帯であれば条件をクリアしないと補償は合算されませんが、自動付帯なら無条件で補償が合算されます。
その差は歴然ですね。
海外旅行によく行かれるという方は、自動付帯のカードを1枚でも多く持っておきましょう。そのほうが万一のときにも絶対安心ですから。
国内旅行傷害保険は入院・通院補償付き
Financial Pass Visaデビットカードには、海外旅行傷害保険だけでなく国内での旅行もしっかり補償してくれる国内旅行傷害保険が付帯されています。
しかも、死亡時の補償だけでなく通院や入院補償まで付いているという充実ぶり。
国内旅行傷害保険は付帯されているけど死亡時の補償だけというカードも多い中で、この補償内容はありがたいですね。
残念ながら保険の適用条件は利用付帯となりますが、それでも利用頻度の高い国内旅行傷害保険が年会費無料で付帯されているのはすばらいと言えるでしょう。
利用条件 | 【利用付帯】 Financial Pass Visaデビットカードにて事前に旅行代金を支払った場合に限り対象となります。 |
(傷害)死亡後遺障害 | 最高 1,000万円 |
入院日額 | 2,000円(1日) |
通院日額 | 1,000円(1日) |
手術(1回) | - |
家族特約 | - |
※7日以内の入院・通院は保険金支払い対象外となります。
※8日以上の入院・通院の状態にある場合、1日目から保険金支払いの対象となります。
最高30万円の「ショッピング保険」が付帯
Financial Pass Visaデビットカードには、Visaデビットの中では貴重な「ショッピング保険(お買い物安心サービス)」が標準で付帯されていますので、もしもの時にも安心です。
補償される内容および条件としては、Financial Pass Visaデビットカードを利用して購入した商品が破損・盗難などによる損害を受けた場合、購入日から60日間であれば「年間最高30万円」まで補償してくれるというものです。
ただし、1事故あたりの免責(自己負担)額として、5,000円が必要になりますので、利用される際には損をしないよう十分注意してください。※以下詳細
利用条件 | 【海外】 購入時の支払方法を問わず対象 【国内】 購入時の支払方法を問わず対象 |
補償額(海外) | 30万円 限度(年間) ※自己負担額1回の事故につき5,000円 |
補償額(国内) | |
補償対象 | Financial Pass Visaデビットカードを利用して購入した物品で、購入日から60日間に偶然な事故・盗難によって損害を被った場合 |
補償金額はそれほど高くはないですが、ショッピング保険でありがちな「海外利用時のみ保険が適用される」といった条件もないので、使い勝手としては最高ですね。
最大5万円がもらえる「旅行キャンセルお見舞金」付き
Financial Pass Visaデビットカードには、病気で入院したり鉄道事故によって列車が運休したりして旅行をキャンセルした場合に、最高5万円がもらえる「旅行キャンセルお見舞金」が付帯されています。※以下詳細
適用条件 |
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お見舞金 | 最高限度額 5万円 |
自己負担額 | 5,000円 |
気持ち的にはあまり利用したくない特典ではありますが、せっかくの旅行がキャンセルになったときにはありがたいですね。
ただ、申請するためには、
- キャンセルされた事案が確認できる資料
- 見舞金請求書
- 旅行代金をFinancial Pass Visaデビットカードで支払ったことが確認できる資料
が必要になりますので、捨てずに保管しておきましょう。
また、発生事由によっては、
- (入院・通院)原則医師の診断書
- (死亡)会葬礼状もしくは死亡が確認できる書類
- 鉄道の遅延・運休を証明する書類
が個別に必要になってきますので、あらかじめ用意しておきましょう。
全国にある提携金融機関のATMで入出金が可能
Financial Pass Visaデビットカードならスルガ銀行はもちろんのこと、
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- E-net(イーネット)
- タウンネットワークサービス
など、全国の提携金融機関のATMで入出金を行うことができます。※以下詳細
ゆうちょ銀行 | セブン銀行 | イーネット | タウンネット ワークサービス | イオン銀行 |
入金手数料 | ||||
いつでも無料 | ||||
出金手数料 | ||||
【月~金曜日】7:00 ~ 18:00(無料) 【土曜日】9:00 ~ 14:00(無料) |
さらに、スルガ銀行では一定の条件をクリアすることで時間外手数料も無料することができます。
条件とは次のとおり。
上記に該当する方であれば、ゆうちょ銀行を除くすべての銀行の時間外手数料が土日も含め無料になります。
- ANAマイレージクラブが「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」メンバーの方
- 前々月の月末時点のANA支店円預金残高50万円以上の方
- 前々月の月末時点でローン残高があり、前月定例返済がある方
上記いずれかに該当する方であれば、すべての銀行の時間外手数料が無料になります。もちろん土日も含めて無料です。
見ての通りハードルはそれほど高くないので、時間外や土日にATMを利用することが多い方というは、ぜひ狙ってみてください。
VISA認証サービスが利用できる
Financial Pass Visaデビットカードでは、第三者による「なりすまし」などの不正使用を防止するのに効果的な「VISA認証サービス」を利用することができます。
ネット通販が主流の現代において、セキュリティ対策はもはや必然とも言えますが、Financial Pass Visaデビットカードでも万全のセキュリティが施されているので安心してネットショッピングを楽しむことができます。
ちなみに「VISA認証サービス」とは、VISA認証サービスに参加しているオンラインショッピングの加盟店で利用するVisaデビットに、自身が任意で設定可能なパスワードによる認証を追加することでセキュリティを強化することを言います。
より詳しい説明については下記で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
第三者不正使用保険(盗難保険)が付帯
Financial Pass Visaデビットカードには、盗難されたカードや偽造されたカードが第三者によって利用された場合でも、連絡をした日(事故日)を含め61日前までさかのぼり、その日以降から発生した被害に対して補償してくれる ”第三者不正使用保険” が付帯されています。
こちらも、「ショッピング保険」同様に標準装備となっております。
実際に保険を利用するという機会もそうそうないかもしれませんが、あるとないのとでは安心感が全然違いますね。
ただし、会員の過失によって被害が発生したと判断された場合は、補償されない場合もありますので注意してください。
海外で利用する場合
海外ショッピング
Financial Pass Visaデビットカードは、VISAのマークがある加盟店で普通預金残高の範囲内であれば、自由に利用することができます。
初期設定では1日あたり100万円に設定されていますが、いつでも変更可能となっています。
海外ATM(現地通貨引出し)
VISAまたはPLUSマークのあるATMで普通預金残高の範囲内であれば、自由に利用することができます。※初期設定は30万円
利用する際には手数料として1回あたり200円(税抜)がかかります。また、海外ATM設置機関による手数料が別途必要になる場合もあります。
為替レート
海外での利用代金(海外ショッピング、海外ATM・CDでの現地通貨お引出し)は、Visaが定める為替レートに海外事務手数料(3.00%)を上乗せしたレートでの円貨換算となります。
Financial Pass Visaデビットカードの残念なところ
自動付帯の海外旅行傷害保険や通院、入院補償付きの国内旅行傷害保険など、旅行においては充実すぎる補償のあるFinancial Pass Visaデビットカードにも当然デメリットはあります。
考えられるデメリットとしては次の2つ。
- マイルの還元率が悪い
- 100万円未満の利用では1マイルも得られない
1.マイルの還元率が悪い
Financial Pass Visaデビットカードは、年間の利用累計額100万円以上で3,000マイルがもらえますが、還元率としては決して高い数値ではありません。
仮に、ANAマイルとの相互交換が可能な楽天銀行デビットカード(JCB)と比較してみた場合、楽天銀行デビットカード(JCB)の還元率は0.5%※になります。
※楽天ポイント「2ポイント」 ⇒ ANA「1マイル」
つまり、100万円利用した場合、楽天銀行デビットカード(JCB)なら5,000マイルが貯まるということです。
- 楽天銀行デビットカード(JCB)を利用した場合:5,000マイルが貯まる
- Financial Pass Visaデビットカードを利用した場合:3,000マイルが貯まる
同じ100万円の利用でも2,000マイルもの差が出てきますね。
個人的にはカードを使ってマイルを貯めるには、あまり向いていないカードに思えます。
ここは割り切って、旅行用のサブカードとして運用していくのがいいでしょう。
2.100万円未満の利用では1マイルも得られない
先程の続きみたいなものですが、Financial Pass Visaデビットカードの年間利用額が100万円に満たない場合は1マイルも得ることができません。
なので、100万以上を狙っていくなら、必ず超えるよう調整するようにしてくださいね。99万9999円では1マイルも得られませんので・・・。
Financial Pass Visaデビットカードのまとめ
Visaデビットカードは、口座直結のため使った代金は自分の貯金口座からの即時支払い。利用可能額も貯金残高の範囲内と、使いすぎの心配もなく現金感覚で使うことができます。
- 借金をしているのと同じだから持ちたくない
- 使いすぎてしまう危険性がある
- 支払いが滞った時のリスクが怖い
このような、クレジットカードに対して不安や抵抗感を持っている方も、不安要素を取り除いたVisaデビットカードなら安心して持つことができます。
今回ご紹介したFinancial Pass Visaデビットカードは、普段使いとしてはあまりパッとしない内容ですが、こと旅行にかんしては他のカードを寄せ付けないほど充実した内容となっています。
- 自動付帯の海外旅行保険
- 入院・通院補償付きの国内旅行保険
- 最大5万円がもらえる旅行キャンセルお見舞金
- 国内対応のショッピング保険
現状、旅行カードとしては最強と言えるのではないでしょうか。
年会費無料でありながらこれほどの補償内容が付帯されているのは、クレジットカードを含めても非常にレアな存在なので、旅行カードを1枚も持っていないという方はぜひとも作っておくことをおすすめします。
以上、「Financial Pass Visaデビットカードを徹底解析!マイル好き旅行好きの方には絶対おすすめ!」についての紹介でした。