クレジットカードの海外旅行保険について。6つの注意点と特徴とは?
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最終更新日:2023年09月28日
海外旅行
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海外旅行保険が付帯しているクレジットカードは現在たくさんありますが、使い方や補償内容は一律ではなくカードによって様々です。
今回は海外旅行保険を有効活用するための注意点や特徴をまとめておきます。
目次
海外旅行保険を活用するための注意点と特徴とは?
- 自動付帯 or 利用付帯
- 補償額は合算できる
- 病気での死亡は補償されない
- 海外旅行保険は最長3ヶ月(90日)間 ※まれに60日の場合もあります。
- 保険の適用はカード所有者だけ
- 繰り返し何度でも利用できる
1.自動付帯 or 利用付帯
クレジットカードの海外旅行保険を利用するためには、お手持ちのカードが「自動付帯」なのか、それとも「利用付帯」なのかがとても重要となります。
自動付帯とはその名の通り海外旅行に行くと自動的に保険が付帯されるありがたいサービスとなっていますが、利用付帯の方は海外旅行の費用や公共交通機関の代金など、カード会社が指定している支払いをすることで初めて保険が適用となるサービスです。
2.補償額は合算できる
海外旅行保険の基本的な補償内容は6つあります。
補償項目 | 補償内容 |
(傷害)死亡後遺障害 | ケガによる死亡や後遺症が生じた場合に支払われる保険金 |
傷害治療費用 | 旅行中のケガによる治療費用 |
疾病治療費用 | 旅行中の病気による治療費用 |
賠償責任 | 他人にケガをさせたり、他人の物を壊した場合の賠償金 |
携行品損害 | 破損や盗難などにより、損害を被った携行品の修繕費 |
救護者費用 | 旅行中の遭難による探索・救助・移送などに要した費用 |
上記6つの中で「(傷害)死亡後遺障害」を除いた5つの補償を複数のクレジットカードで合算することができます。これにより一枚のカードでは損害額がまかなえない場合でも安心です。
(傷害)死亡後遺障害に関しては、お手持ちのカードの中でもっとも高い補償額の1枚だけが適用となります。
保険料の合算を重視したカード選びのポイント!
保険料の合算を重視したカード選びのポイントとして3つ紹介しておきます。
- 保険を適用するためには自動付帯と利用付帯があると前に述べましたが、補償額を複数のカードで合算するためには自動付帯のカードを選ぶ必要があります。
※利用付帯はカード会社指定の支払いをする必要があるため難しい - カードを選ぶ際は(傷害)死亡後遺障害の保険金の額よりも、一番利用頻度が高いであろう「傷害治療費用」、「疾病治療費用」、「携行品損害」を重視して選ぶ方が利用価値は非常に高くなります。この3点の補償額はクレジットカードによって全然違いますので必ず確認してください。
- 同じ発行会社のカードでは補償額を合算する事が出来ない場合がありますので、カードを選ぶ際には発行元が違うカードを選ぶのが確実です。
3.病気での死亡は補償されない
すべてのクレジットカードの海外旅行保険には、病気が原因での死亡補償がありませんので注意してください。
とは言っても、旅行中に病気によって死亡する確率は非常に低いのであまり気にする必要はないかと思います。
4.海外旅行保険は最長3ヶ月(90日)間
※まれに60日の場合もあります。
ほぼすべてのクレジットカードの補償期間は最長で3ヶ月(90日)間までとなります。
ほとんどの方はこれだけの期間があれば困ることはないでしょうが、長期滞在される場合は一般の海外旅行保険に加入する必要があります。
注意点としては、一般の海外旅行保険は途中から加入することができませんので、あらかじめ日本を出発する前に加入しておきましょう。
5.保険の適用はカード所有者だけ
海外旅行保険が適用されるのはカード所有者(本会員)一人だけとなります。たとえ夫婦や家族であっても保険は適用されませんので注意してください。
対処法としては、18歳以上の方であれば「家族カード」を作ることで本会員と全く同じサービスをうけることができます。
家族カードについては下記を参考にしてください。
また、家族特約が付帯しているカードを利用すれば家族全員の補償が可能となります。これにより18歳未満の子供がいた場合でも別途追加して保険に加入する必要がなくなります。
6.繰り返し何度でも利用できる
自動車保険は利用すれば翌年からの保険料が上がりますが、クレジットカードの海外旅行保険では何度利用しても補償額が少なくなったり有償になることはありませんので安心です。
しかも普段まったく利用していないクレジットカードの場合でもしっかり補償してくれます。
以上6つが、海外旅行保険を活用するための注意点と特徴になります。海外旅行に行く前に一度確認してみてください。
なお、海外でキャッシングを利用する方は下記を参考にしてください。