比較検証!ENEOSカードVS楽天カード ガソリン給油はどっちが得?
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最終更新日:2023年09月28日
ガソリン
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ガソリンスタンドの国内店舗数No1を誇るのがENEOS。そのENEOSをお得に利用できるカードと言えば、ENEOSカード。
2010年7月1日に、新日本石油とジャパンエナジーが経営統合したことにより、JOMOステーションでも利用できるようになり、さらに使い勝手が倍増。
利用店舗数は、ざっと11,000ヶ所以上。国内店舗数No.2である出光の3,700ヶ所のおよそ3倍。
また、国内のガソリンスタンド数全体が3万ほどと言われていますので、約3分の1がENEOS・JOMOということになります。
ガソリンスタンド3つに1つがENEOS・JOMOということを考えるとすごいの一言。おそらく、全国どこに行っても給油に困るということはないでしょう。
これだけ店舗数が多いと、利用者の数も膨大。ENEOSでの利用がお得になるENEOSカードに人気が集まるのもうなずけます。
ですが、ENEOS・JOMOがお得になるのは、何もENEOSカードだけではありません。実は、楽天カードもENEOS・JOMOでの利用がお得になるんです。
ここで一つの疑問が浮かびます。
「なら、ENEOS・JOMOでは、どちらのカードを利用した方がお得になるのか?」
選ぶ側としては非常に困る問題です。
そこで今回は、「ENEOSカードと楽天カード、ENEOS・JOMOで利用するならどっちが ”お得” になるのか?」について比較検証していきたいと思います。
検証内容は、ENEOS・JOMOでのガソリン給油時、そして、ENEOS・JOMOでのガソリン給油以外での利用の2点です。
ENEOS・JOMOを今よりお得に利用したい方、どちらのカードを作ろうかお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
徹底比較検証!ENEOS・JOMOでの利用。お得なのはENEOSカード?それとも楽天カード?
まず、今回検証するにあたって比較するカードを選ぶ必要があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、ENEOSカードには3種類のカードラインナップがあり、自分のライフスタイルにあったカードを選ぶことができます。※下記参照
・ENEOSカード P
・ENEOSカード C
それぞれ簡単に説明すると、
「ENEOSカード S」は、ENEOSでの給油(ガソリン・軽油)がいつでも2円/L引き、灯油が1円/L引きになるスタンダードタイプのカード。
「ENEOSカード P」は、ENEOSでの利用(給油・洗車・オイル交換など)なら、1,000円ごとに30ポイントが貯まるポイントタイプのカード。
「ENEOSカード C」は、毎月のカード利用金額に応じて、ENEOSでの給油(ガソリン・軽油)が最大7円/L引き、灯油が1円/L引きになるキャッシュバックタイプのカード。
今回は、3種の中でも人気の高いスタンダードタイプ。「ENEOSカード S」を選択したいと思います。
もう一方は「楽天カード」。利用金額100円(税込)につき1ポイントが貯まるお馴染みのカード。
楽天ポイント加盟店であるENEOS・JOMOでの利用なら、100円(税込)につき2ポイントと通常の2倍ポイントを貯めることができます。
この2つのカードで比較検証していきたいと思います。
比較検証その1。ENEOS・JOMOで給油するならどちらのカードがお得?
比較するうえで最も気になる点といえば、やはり給油時の値引き額。見ていきましょう。
まず、前提条件として「ENEOSでレギュラーガソリン140円/Lを30L給油した」とします。
ENEOSカード Sは、レギュラーガソリンがいつでも2円/L引きになりますので、給油料金は、(140円-2円)×30L=4,140円 となります。
楽天カードは、ENEOSでの給油が100円(税込)につき2ポイント貯まりますので、給油料金は、140円×30L-84円※=4,116円 となります。
※140円×30L=4,200円×還元率2%=84ポイント=84円(1P→1円換算)
楽天カードの方が、ENEOSカード Sより ”24円分” 値引き額が多い結果となりましたね。
楽天カードがお得な境界線は??
では、1リッターあたりの価格がどれくらいまでなら、楽天カードの方がお得になるのでしょうか?境界線について見ていきます。※価格計算については省略致します。
130円/Lを30L給油した場合、ENEOSカード Sは3,840円、楽天カードは3,822円。楽天カードの方が ”18円” お得。
120円/Lを30L給油した場合、ENEOSカード Sは3,540円、楽天カードは3,528円。楽天カードの方が ”12円” お得。
110円/Lを30L給油した場合、ENEOSカード Sは3,240円、楽天カードは3,234円。楽天カードの方が ”6円” お得。
100円/Lを30L給油したの場合、ENEOSカード Sは2,940円、楽天カードは2,940円。ここで同額となりました。
1リッターあたり110円を超えるようであれば、楽天カードで支払った方がENEOSカード Sよりもお得になることがわかりましたね。
値引き額を検証する際の落とし穴
ガソリンスタンドに行くと、ガソリン価格の異なる看板が2つ存在していて「えっどっちなの?」ってなることありませんか?
これはいわゆる、「一般価格」と「会員価格(プリカ価格)」と呼ばれるものです。
「会員価格(プリカ価格)」とは、そのガソリンスタンドが発行しているクレジットカードや、店舗で発行しているプリペイドカードで支払ったりする場合などに適用される価格のことです。
そして、ガソリンスタンドによっては、店頭表示価格から2円~3円値引きされることがあります。
実はこれが、値引き額を比較するうえでの ”落とし穴” になるんです。
なぜなら、楽天カードで支払いした場合は、店頭表示価格から2円引き、ENEOSカードで支払いした場合は、店頭表示価格から3円引き、といったケースがあるからです。
先程の検証は、あくまで楽天カードとENEOSカード Sのガソリン価格が ”同じ” だった場合にかぎっての話になります。
1リッターあたりのガソリン価格が違うと、結果はガラッと変わってしまいます。
ですから、実際の値引き額を検証するためには、1度店舗まで行き、それぞれのガソリン価格を確認する必要があります。
少々面倒くさいですが致し方ないですね・・・。
検証結果。ガソリン給油の場合
比較検証その1。ENEOS・JOMOでのガソリン給油においては、「1リッターあたりのガソリン価格が、楽天カード、ENEOSカード ともに、”同一価格” である、かつ110円/L以上の時は、楽天カードの方がお得になる」という検証結果となりました。
比較検証その2。ENEOS・JOMOでの給油以外の利用ではどちらのカードがお得?
ガソリンスタンドは、基本給油するのがメインですが、オイルやバッテリー、洗車グッズなどのカーケア商品も購入することができます。
こういった給油時以外の利用においては、どちらのカードの方がお得になるのでしょうか。見ていきましょう。
まず、ENEOSカード Sを使って、ENEOSでカーメンテ商品(ガソリン・軽油・灯油以外)を購入した場合は、月間利用金額1,000円ごとに20ポイントが貯まります。還元率は2.0%です。
一方、楽天カードを使って、ENEOSでカーメンテ商品を購入した場合は、ガソリン給油同様、利用金額100円(税込)ごとに2ポイントの「楽天スーパーポイント」が貯まります。こちらも、還元率は2.0%です。
一見すると両カードとも還元率2.0%なので同じようにも思えますが、ポイント付与の点で大きく違ってきます。
ENEOSカード Sは、利用金額1,000円ごとに20ポイントが付与されます。つまり、1,000円未満は切り捨てで計算されるということです。これに対し、楽天カードは100円ごとに2ポイントが付与されます。
例えば、ENEOS・JOMOでカーメンテ商品を6,800円購入した場合、獲得ポイントは、ENEOSカード Sで「120ポイント」、楽天カードで「136ポイント」になります。その差16ポイント。これは大きいですね。
検証結果。ガソリン給油以外の場合
比較検証その2。ENEOS・JOMOでのガソリン給油以外の利用においては、「両カードとも還元率2.0%と同じだが、ポイント付与で考えると楽天カードのほうが使い勝手としては上である」という検証結果となりました。
「ENEOSカード S」と「楽天カード」の違いを比較する
これまで、ENEOS・JOMOでの利用に焦点を当てて紹介してきましたが、実際それだけでどちらのカードにするのか決めるのは難しいと思います。
やはり、カードそれぞれの特徴を把握しないことにはなんとも。そこで、ここからは「ENEOSカード S」と「楽天カード」の特徴を比較紹介していきたいと思います。
まずは維持費。年会費についてから見ていきましょう。
年会費がお得なのはどちらのカード?
ENEOSカード Sの年会費は、初年度は無料となっていますが、翌年以降は1,250円(税抜)が毎年かかってきます。一方、楽天カードの年会費は、永久無料です。
一見、楽天カードに軍配が上がりそうにも見えますが、ENEOSカード Sには、条件をクリアすることで、翌年の年会費も無料になるサービスが付帯されています。
その条件というのは、「ENEOSサービスステーションまたは一般加盟店で年1回以上のカード(QUICPay・ETC含む)利用があれば、次年度の年会費も無料になる。」というもの。非常に緩いですね。
年に1回ガソリン給油、あるいは普段の買い物にENEOSカード Sを利用するだけで、年会費が無料になるということです。
そもそも、ENEOSでガソリンを給油するために作るわけですから、年間を通して一度も使わないというのは非常に考えにくいこと。実質年会無料と言っても差し支えないかと思います。
ちなみに、年会費無料サービスがあるのは、ENEOSカード Sのみです。
ENEOSカード P、ENEOSカード Cについては、初年度は無料なものの翌年以降は1,250円(税抜)が毎年かかります。
サービス内容がお得なのはどちらのカード?
続いてはサービス内容について見ていきましょう。比較する項目は次の4つ。
- ENEOS・JOMO以外での使い勝手は?
- ロードサービスは付帯している?
- ETCカードは付帯している?
- 各種補償は付帯されている?
ENEOS・JOMO以外での使い勝手は?
ENEOS・JOMO以外の一般加盟店で、ENEOSカード Sを利用した場合、月間利用金額1,000円につき6ポイントが貯まります。還元率は0.6%。
貯まったポイントは、1,000ポイント ⇒ 1,000円としてENEOSで利用できるほか、キャッシュバックやマイル、商品券や景品などと交換することができます。
ポイントの有効期限は2年間。有効期間が終了しだい、1ヶ月単位で失効となります。
一方、楽天カードを一般加盟店で利用した場合は、利用金額100円(税込)につき1ポイントが貯まります。還元率は1.0%。
貯まったポイントは、1ポイント ⇒ 1円相当として楽天市場や楽天ブックスをはじめとする楽天グループで利用できるほか、街中の楽天ポイントカード加盟店でも利用することができます。
ポイントの有効期限は1年間。ですが、1年間に1度でもポイントを獲得すれば、有効期限は延長。実質無期限でポイント運用することができます。
ENEOSカードの還元率0.6%も、別段悪いというわけではないのですが、楽天カードの還元率1.0%はやはり強力。使えるポイントも1ポイントからと無駄も一切なし。
普段使いとしての使い勝手においては、ENEOSカード Sに勝ち目はなさそうですね。
あとは、ポイントの使い道をどうとらえるかの判断です。いくら使い勝手の良い楽天カードとはいえ、貯まるポイントは「楽天スーパーポイント」。使う機会がなければ意味がありません。
ロードサービスは付帯している?
レッカーサービスやキー開錠、パンクタイヤの交換やガス欠時の給油など、万が一の時には非常に助かるロードサービス。運転する機会の多いドライバーにとってはなんとも心強い味方。
有名どころでは「JAF(ジャフ)」がありますが、年間4,000円(税込)の会費がかかってしまいます。
ENEOSカード Sは、下記サービスのロードサービスがなんと ”無料” で付帯されています。
サービス項目 | サービス内容 | ENEOSロードサービス |
レッカーサービス※1 | レッカー車による移動 | 10km までは無料 |
路上修理(30分以内) | キー閉じ込み開錠サービス | 30分以内は無料 |
バッテリージャンピング | ||
タイヤパンク時の交換作業 | ||
落輪時の引き上げ作業※2 | ||
ガス欠時給油作業 | ||
その他30分以内の作業 |
※1自力走行が不可能な場合が対象(キーを紛失した車両は対象外)
※2落差1m以内でタイヤ1本までが対象
※部品交換時の部品代実費など、有料となる場合があります。
※日本国外、道路以外の場所、通行禁止場所などサービスが提供されない場合があります。
ロードサービスが無料で付帯されているというは、非常に大きなメリットだと言えます。実際、このロードサービス目当てでENEOSカードに申し込んでいるという方も少なくありません。
楽天カードにはロードサービスは付帯されていませんので、万が一の安心を優先するならENEOSカードに決まりですね。
ETCカードは付帯している?
ETCカードは、ENEOSカード S、楽天カードともに付帯されています。が、楽天カードは年会費として毎年500円(税抜)がかかります。ENEOSカード Sは永久無料です。
ただし、楽天カードには楽天PointClubの会員ランクが「プラチナ会員」の方は年会費が無料になるサービスがあります。
誰でも簡単になることができますので、普段使いでも楽天カードを使っているという方であれば、実質無料で運用できるかと思います。
念のため、楽天PointClubのランクアップ条件を下記に記載しておきますのでご参照ください。
とは言え、何も条件のないENEOSカード Sの方が使い勝手が良いのは間違いありませんね。
各種補償は付帯されている?
楽天カードには、ショッピング保険や国内旅行傷害保険は付帯されていませんが、海外旅行中の病気やケガを最大2,000万円まで補償してくれる海外旅行傷害保険が付帯されています。※下記補償内容
利用条件 | 【利用付帯】 日本を出国する以前に、公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金を楽天カードで支払った場合(補償期間/日本を出発してから3ヶ月後の午後12時までの旅行期間)に限り、海外旅行傷害保険が付帯されます。 |
(傷害)死亡後遺障害 | 最高 2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高 200万円 |
疾病治療費用 | 最高 200万円 |
賠償責任 | 最高 2,000万円 |
携行品損害 | 最高 20万円 ※自己負担額1回の事故につき3,000円 |
救護者費用 | 最高 200万円 |
家族特約 | - |
一方、ENEOSカード Sには、ショッピング保険、国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険いずれも付帯されていません。
各種補償については、楽天カードの方が充実していると言えますね。
サービス内容での比較検証では、個々の考え方一つで選び方も変わってくると思います。
ロードサービスを重要と考えENEOSカード Sを選ぶ方もいれば、普段使いを考慮して楽天カードを選ぶ方もいるはずです。
正直、ここで優劣を付けるのは非常に難しいと言えますね。
まとめ
今回は、ENEOS・JOMOでの利用がお得になる2枚のカード。「ENEOSカード S」と「楽天カード」について比較検証してきましたが、どちらのカードにするか決まりましたでしょうか?
両カードともに一長一短がありますので難しいかとは思いますが、ぜひとも自分にあったカードを選んでみてください。
以上、「ENEOS・JOMOでは、ENEOSカードと楽天カードどちらを利用した方がお得になるのか?」についての紹介でした。
最後に、今回の内容を簡単にまとめておきますので、カード選びの参考にしてくみてください。
比較項目 | ENEOSカード S | 楽天カード |
給油 (ENEOS・JOMO) | ガソリン・軽油がいつでも2円/L引き、灯油が1円/L引き | 利用金額100円(税込)につき2ポイントの楽天スーパーポイントが貯まる |
給油以外 (ENEOS・JOMO) | 月間利用金額1,000円ごとに20ポイントが貯まる ※還元率2.0% | 利用金額100円(税込)につき2ポイントの楽天スーパーポイントが貯まる ※還元率2.0% |
ポイント付与 (ENEOS・JONO以外) | 月間利用金額1,000円につき6ポイントが貯まる ※還元率0.6% | 利用金額100円(税込)につき1ポイントが貯まる ※還元率1.0% |
年会費 | 1,250円(税抜) ※初年度無料 ※年1回以上の利用で翌年無料 | 永久無料 |
ポイント利用単位 | 1,000ポイント以上1,000ポイント単位 | 1ポイント以上1ポイント単位 ※サービスにより異なる |
ポイント有効期限 | 2年間 | 1年間 ※年間に1度でもポイントを獲得すれば延長 |
ロードサービス | 無料付帯 | なし |
ETCカード | 永久無料 | 500円(税抜) ※プラチナ会員の方は無料 |
各種補償 | 付帯していない | 海外旅行傷害保険が付帯 |
楽天カード | ガソリンスタンド | ||
ENEOS・JOMO | |||
イチオシ度 | |||
|
|||
年会費 | ロードサービス | ETCカード | 家族カード |
無料 | なし | 500円(税抜) ※無料条件あり | 無料 |
公式サイト | |||