みずほ銀行:みずほJCBデビットのメリット・デメリットを徹底解析!価値のある旅行傷害保険は必見!
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最終更新日:2023年09月28日
JCBデビットカード
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目次
みずほJCBデビットの特徴
みずほJCBデビットは、日本三大メガバンクの一つである ”みずほ銀行” が2017年1月4日(水)より発行を開始した単体型のJCBデビットカード。
日本国内に在住する満15歳以上の高校生から持つことができます。
選べるカード券面は2種類。「ブルーアーク」と「ホワイトアーク」から好きなデザインを選ぶことができます。
カードの特典は、利用金額に0.2%を乗じた現金が戻ってくるキャッシュバック。ポイント制にありがちな有効期限や商品交換の手間がない分、より現金感覚で利用することができます。
年会費としては毎年1,000(税抜)が必要になりますが、誰でも簡単にクリアできる年会費無料優遇特典が用意されていますので、実質年会費無料で運用が可能です。
その他にも、「国内・海外旅行傷害保険サービス」や「ショッピング保険」など、大手銀行ならではの補償サービスが付帯されています。
みずほJCBデビットの基本詳細
カード名称 | みずほJCBデビット |
銀行名 | みずほ銀行 |
年会費 | 1,000円(税抜) ※初年度無料 ※年間1回以上の利用があれば翌年度も年会費無料 ※23歳以下の方は年会費無料 |
新規発行手数料 | 無料 |
入会資格 | 日本国内在住で満15歳以上(中学生除く)の個人の方 |
申込方法 | みずほ銀行のWebサイト、かんたん口座開設アプリ、みずほ銀行本支店の窓口 |
入会審査 | なし |
家族カード | なし |
ETCカード | なし |
有効期限 | 5年間 |
支払い回数 | 1回払い |
支払い方法 | 支払い方法 カード利用と同時に口座から引き落とし ※一部加盟店・サービス側の売上処理の都合などにより、即時で引き落としされない場合があります |
利用限度額 | 普通預金残高、かつJCBデビット利用限度額の範囲内 【国内外ショッピング】 「1回:200万円(50万円) / 1日:200万円(50万円) / 1ヵ月:250万円(100万円)」 ※かっこ内の数字は初期設定額。上記ご利用可能額の範囲内ならいつでも変更が可能 |
利用できる場所 | 国内・海外のJCBマークがある加盟店 国内・海外のネットショッピング ※高速道路料金、機内販売、ガソリンスタンドなど、一部利用できない加盟店があります。 詳しくはこちら |
カード利用時の確認方法 | 本カードを利用の都度、登録しているメールアドレス宛てに利用案内メールが届きます。また、WEB明細(MyJCB)でも確認することができます。 |
海外ATM利用手数料 | - |
為替レート | 3.40% ※JCBが定める為替レートに上乗せ |
カード再発行手数料 | 無料 |
年会費は無料と言って問題なし
カードを作るうえで誰しもが気になる年会費。
みずほJCBデビットの年会費は、初年度は無料ですが、2年目以降は毎年1,000(税抜)がかかってきます。
月換算すると ”90円” なのでそれほど高いというわけではありませんが、みずほJCBデビットでは以下2つの簡単な条件をクリアするだけで、2年目以降も年会費無料で持つことができます。
- 23歳以下の方
- 「みずほJCBデビット」を年に1回以上利用した方
23歳以下の方、あるいは年に1回以上のカード利用で年会費が無料になるのは、非常に緩い条件ですね。
なお、年会費特典の判定期間は、「有効期限月の前月16日~翌年の有効期限月の前月15日」までとなっています。
1年間に一度もカード利用がなかった場合は、有効期限月の3ヶ月後の10日に1,000(税抜)が引き落とされます。
ちなみに、ライバルとなる「三井住友銀行」と「三菱UFJ銀行」が発行するデビットカードの年会費を比較してみると
カード名称 | 年会費 |
SMBCデビット | 永久無料 |
三菱UFJ-VISAデビット | 1,000円(税抜) ※初年度無料 ※年間10万円以上の利用があれば翌年度も年会費無料 ※15歳から23歳までの間は年会費無料 |
となります。
年会費が無料の三井住友銀行と比較するとやはり見劣りしますが、三菱UFJ銀行と比較すると、年会費は同額なものの無料になる条件面では、圧倒的にみずほ銀行の方が優れていますね。
みずほJCBデビットは、年会費がかかるとは言え非常に簡単な条件なので、実質無料と言ってもまったく問題ないでしょう。
利用金額に応じて自動キャッシュバック!
みずほJCBデビットでは、一般的なポイント制ではなく「キャッシュバック制」を採用しています。
毎月中旬を目途に、前々月16日~前月15日までの利用金額の0.2%が、決算口座に ”自動” でキャッシュバックされます。(1円未満は切り捨て)
ポイントを貯めて交換する手間や有効期限を気にする必要がないというのは、自動キャッシュバックならではの大きなメリットですね。
なお、みずほJCBデビットで利用できる限度額の上限は、1ヶ月あたり250万円となっていますので、月最大5,000円がキャッシュバックされます。
※年会費など一部費用については、キャッシュバックの対象外
月一回以上の利用でATM手数料が無料に!「みずほマイレージクラブ」
みずほ銀行には、みずほ銀行ATMやコンビニATMなどの利用手数料が無料になる「みずほマイレージクラブ」が用意されています。
みずほJCBデビットを月に1回以上利用するだけで、翌々月に以下の「うれしい特典」を受けることができます。
- みずほ銀行ATM・イオン銀行ATMの時間外手数料・利用手数料が無料
- コンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)の時間外手数料・利用手数料が月4回まで無料
- みずほ銀行本支店宛の振込手数料が無料
(みずほ銀行ATM・イオン銀行ATM・みずほダイレクトからの振込が対象)※イオン銀行ATMで振込みをした場合、所定の振込手数料・時間外手数料が引き落とされますが、翌営業日付けで、引き落とされた手数料が取引口座に返金されます。
これらの特典を受けるには、みずほマイレージクラブへの入会が必要になりますが、入会金や年会費といった維持費は一切かかりませんので、誰でも気軽に利用することができます。
特典が利用できる期間については、「取引条件を満たした月の翌々月第1営業日からその翌月第1営業日の前日」までとなっています。
ちなみに、「みずほマイレージクラブ」には、みずほ銀行本支店宛だけでなく、他行宛の振込手数料も無料になる特典も用意されていますが、その達成条件の難易度は高めです。
「年間100万円以上の利用」
みずほJCBデビットを使って年間100万円以上の利用をすれば、月4回まで他行宛の振込手数料が無料になりますが、月換算すると毎月83,400円の利用が必要になります。
気軽に狙える金額ではないですね。
なお、「みずほマイレージクラブ」は、みずほJCBデビットの利用以外でも特典を受けることができます。そのあたりの詳細については、公式サイトでご確認ください。
安心の補償サービスが付帯!
国内・海外旅行傷害保険サービス
みずほJCBデビットには、旅行中に起きた事故や病気、ケガなどを最高 3,000万円まで補償してくれる旅行傷害保険が標準で付帯されていますので、もしもの時にも安心です。
しかも、海外だけでなく国内にも旅行傷害保険が付帯されています。
国内・海外旅行傷害保険が付帯しているJCBデビットカードは他にもありますが、いれずのカードも年会費がかかります。
その点、みずほJCBデビットなら年1回以上の利用で年会費は無料。
年会費無料で国内・海外ともに旅行傷害保険が付帯しているというのは、クレジットカードを含めても非常にめずらしいカードと言えるでしょう。※以下補償内容
補償内容 | 国内 | 海外 |
利用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高 3,000万円 | 最高 3,000万円 |
傷害治療費用 | - | 100万円 限度 |
疾病治療費用 | - | 100万円 限度 |
賠償責任 | - | 2,000万円 限度 |
携行品損害 | - | 保険期間中100万円 限度 ※1旅行(年間20万円限度) ※自己負担額 3,000円(1事故につき) |
救護者費用 | - | 100万円 限度 |
残念ながら、保険適用は自動付帯ではなく、事前に海外/国内旅行費用などをJCBデビットカードで支払うなど、所定の条件を満たす必要のある利用付帯となっています。
ですが、実質年会費無料でこれほど充実した補償内容は、非常に貴重であることには間違いないので、このサービスだけでも選ぶ価値は十分あるかと思います。
ショッピング保険(ショッピングガード保険)
みずほJCBデビットには、「ショッピング保険」が標準で付帯されていますので、もしもの時にも安心です。
補償される内容および条件としては、みずほJCBデビットを利用して購入した商品が破損・盗難などによる損害を受けた場合、購入日から90日間であれば「年間最高 100万円」まで補償してくれるというものです。
ただし、1事故あたりの免責(自己負担)額として、10,000円が必要になりますので、利用される際には損をしないよう十分注意してくださいね。※以下詳細
利用条件 | 海外での利用時のみ対象 ※国内での利用は対象外 |
補償額(海外) | 100万円 限度(年間) ※自己負担額1回の事故につき10,000円 |
補償額(国内) | - |
補償対象 | 本カードを利用して購入した物品で、購入日から90日以内に偶然な事故・盗難によって損害を被った場合 |
選べるカードデザインは2種類
みずほJCBデビットでは、「ブルーアーク」と「ホワイトアーク」の2種類からカードデザインを選ぶことができます。
みずほ銀行といえば青。個人的には「ブルーアーク」の方が好みですね。
使ったらすぐに教えてくれる「利用通知メール」が便利!
みずほJCBデビットには、便利なメール通知機能がありますので、何かあればすぐにメールで教えてくれます。※MyJCBに登録が必要(無料)
通知してくれるメールの種類とタイミングは以下の通りです。
メールの種類 | メール送信タイミング | メールタイトル |
カード利用通知 | ショッピングのご利用があった場合 | JCBデビットカードご利用のお知らせ |
ショッピングのご利用ができなかった場合 | JCBデビットご利用不可のお知らせ(利用不可理由) | |
差額発生通知 | 取引の際に引き落とした金額と確定金額に差異が発生した場合 | JCBデビットカードご利用分・ご利用明細更新のご案内 |
差額振替・返金不可通知 | 上記差額の引き落としまたは返金ができなかった場合 | JCBデビットカードの指定口座確認のお願い |
請求確定通知 | 月次での請求金額が確定した場合 | JCB デビット○年○月○日分お振替内容確定のご案内 |
返金額確定通知 | 利用店舗で取消・返品などを行った場合 | JCBデビットご利用代金ご入金のお知らせ |
このサービスを利用すれば、たとえ使った覚えのない請求あってもすぐにメールで知らせてくれるので、不正利用も容易に発見することができますね。
後払いのクレジットカードにはない、デビットカードならではメリットと言えるでしょう。
第三者不正使用保険(不正利用補償)が付帯!
みずほJCBデビットには、盗難されたカードや偽造されたカードが第三者によって利用された場合でも、連絡をした日から60日前までさかのぼり、その日以降に発生した損害について補償してくれる ”第三者不正使用保険” が付帯されています。
ただし、会員の故意または過失によって被害が発生したと判断された場合は、補償されない場合もありますので注意してください。
暗証番号による取引などが、補償されない代表的な事例ですね。
実際に保険を利用するという機会はそうそうないかもしれませんが、あるとないのとでは安心感が全然違いますね。
海外で利用する場合
海外ショッピング
みずほJCBデビットは、JCBのマークがある加盟店で普通預金残高の範囲内かつ1日(1回)200万円まで利用することができます。 (1ヵ月では250万円まで利用可能)
初期設定では、1日(1回)50万円、1ヵ月は100万円に設定されていますが、いつでも変更は可能となっています。
海外ATM(現地通貨引出し)
利用不可
為替レート
海外でのショッピング利用代金は、JCBが定める為替レートに海外事務手数料(3.40%)を上乗せしたレートでの円貨換算となります。
みずほJCBデビットの残念なところ
ハードルの低い年会費無料条件や旅行傷害保険の付帯など、利用者にとっては大きなメリットがある本カードにも、当然デメリットは存在しています。
考えられるデメリットとしては、次の5つ。
- キャッシュバック率が低い
- 公共料金の支払いに対応していない
- ATMでの現金の引き出しができない
- 国内の利用ではショッピング保険は対象外
- 利用できない時間帯がある
キャッシュバック率が低い
カード払いにする最大のメリットといえば、やはり利用金額に応じて受け取れる特典。
みずほJCBデビットは、利用金額の0.2%がキャッシュバックされますが、還元率は0.2%と決して高いとは言えません。
ライバルである「三井住友銀行」と「三菱UFJ銀行」と比較してみても、
と、両カードよりも見劣りしてしまう部分があります。
当然、ポイント還元ではなく現金が戻ってくるというが強みになるので、「商品交換よりも現金還元の方が良い」という方にとっては、候補にあがってくる1枚だと言えますが、還元率だけで判断すると魅力の薄いカードとなってしまいますね。
公共料金の支払いに対応していない
公共料金をカード払いにできると毎月安定したポイントが貯まるので、利用したい方も多いと思いますが、残念ながらみずほJCBデビットは公共料金の支払いには対応していません。
そもそも、公共料金の支払いに対応しているデビットカードの方が少ないというのが現状なのですが、中には「セブン銀行 デビット付きキャッシュカード」のように
- 公共料金
- 携帯電話
- ガソリンスタンド
- 保険料
といった毎月の固定費の支払いに対応しているカードもありますので、それと比較してしまうと、やはりデメリットと言わざるを得ないですね。
ATMでの現金の引き出しができない
みずほJCBデビットでは、国内・海外ともにATMでの現金の引き出しができない仕様となっています。
他のデビットカードでは、海外キャッシングが可能であることを考えると、これはデメリットと言えますね。
国内の利用ではショッピング保険は対象外
これは、致命的な欠点とも言えるデメリットかもしれませんね。
確かにショッピング保険が付帯しているデビットカードは貴重ではありますが、保険適用条件が「海外での利用時のみ」というのは、使い勝手としては最悪です。
海外に行かない方にとっては、何の役にも立たない補償サービスとなってしまいますね。
利用できない時間帯がある
これも、大きなデメリット。
みずほJCBデビットは、日本時間で
- 土曜日22時00分~翌日曜日8時00分
- 毎月第1、第4土曜日3時00分~5時00分
の間、カードが利用できなくなってしまいます。
毎月第1、第4土曜日の深夜はまだいいとしても、食事やネットショッピングをする方も多い土曜日の22時からカードが利用できないのは、利用者にとっては使いづらいことこの上ないですね。
利用時間をいちいち気にしないといけないのは、それだけで大きなデメリットと言えるでしょう。
みずほJCBデビットのまとめ
JCBデビットカードは、口座直結のため使った代金は自分の貯金口座からの即時支払い。利用可能額も貯金残高の範囲内と、使いすぎの心配もなく現金感覚で使うことができます。
- 借金をしているのと同じだから持ちたくない
- 使いすぎてしまう危険性がある
- 支払いが滞った時のリスクが怖い
このような、クレジットカードに対して不安や抵抗感を持っている方も、不安要素を取り除いたJCBデビットカードなら安心して持つことができます。
今回ご紹介したのは、日本三大メガバンクの一角であるみずほ銀行が発行する「みずほJCBデビット」。
前々月16日~前月15日までの利用金額の0.2%が、決算口座に自動でキャッシュバックされます。
主な特典としては、
- 年1回以上の利用で次年度以降も年会費無料
- 月1回以上の利用でATM手数料無料など「みずほマイレージクラブ」が利用可能
- 国内・海外旅行傷害保険サービスが付帯
の3つ。
中でも、実質年会費無料で国内・海外旅行傷害保険が利用できるのは、年会費無料のクレジットカードを含めても、非常に貴重な1枚だと言えます。
このサービスだけでも、本カードを保有する価値は十分にあると思います。
ただ、毎週土曜日の22時00分~翌日曜日の8時00分の間は、みずほJCBデビットが利用できないので、その時間帯によくカードを使うという方にとっては使いづらさのほうが目立ってしまうかもしれませんね。
いずれにせよ、大手銀行ならでは信頼性は抜群なので、何よりトラブル時のサポート力と安心感を重要視するという方にとっては、みずほ銀行が発行する「みずほJCBデビット」は、非常におすすめのカードと言えるのではないでしょうか。
以上、「みずほ銀行:みずほJCBデビットのメリット・デメリットを徹底解析!価値のある旅行傷害保険は必見!」についての紹介でした。
その他のJCBデビットカードについては下記でまとめていますので参考にしてみてください。
「JCBよりVISAのほうが良い」という方は、下記でまとめていますので参考にしてみてください。
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