VISAとMasterCard。国際ブランドはどっちを選ぶのが正解なの?
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最終更新日:2023年09月28日
初心者
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数あるクレジットカードの中からようやくほしいカードが見つかった後は、国際ブランドを選ばなければなりません。
『VISAにするのか?それともMasterCardにするのか?』
初めてカードを持つという方にとっては、どれを選んだらいいのかわからないというものです。
そこで今回はVISAとMasterCardで悩んでいる方向けに、それぞれを選んだ場合の違いについて紹介したいと思います。
なかなかブランドが決められない!という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
日本国内での利用がメインならどちらを選んでもOK
結論から先に言ってしまうと、日本国内での利用がメインであればカードブランドはどちらを選んでもOKです。
どこのお店もVISAが使えればMasterCardも使えますし、MasterCardが使えればVISAも使うことができます。
逆に、片方がだけしか使えないお店を探すほうが難しいくらいですね。
なので、カードが使えるか使えないかという観点においては、自分の好きなブランドを選んでみてくださいね。
海外での利用を視野に入れるならどちらのブランドを選ぶべき?
では、海外での利用も視野に入れた場合には、どちらのブランドを選ぶべきなのでしょうか?
こちらも結論から先に言ってしまうと、日本国内同様どちらのブランドを選んでもらっても大丈夫です。
一昔前だと「VISAはアメリカに強い、MasterCardはヨーロッパに強い。」なんて言われていたこともありましたが、今は世界シェアから見てもVISA、Mastercard双方に大きな差はありません。
「私はVISAが好きだ、私はMasterCardが好きだ」そんな理由から選んでもらってOKです。
少なくとも数年に1回程度しか海外に行かない、あるいは行っても観光地にしかいかないという方であれば、なおさら気にする必要はないでしょう。
特定のお店やサービスを利用するならブランドはしっかりと選ぶ必要がある
カードが使える使えないという観点においては両者に然程大きな違いはありませんが、特定のお店やサービスを利用するといった場合にはブランドはしっかりと選んでおく必要があります。
例えば、アメリカ生まれの大型会員制倉庫店の「コストコ」。
私もよく利用していますが、ここでのカード決済はMasterCardのみとなっています。(以前はアメックスでしたが2018年1月よりMasterCardに切り替わっています。)
普段の買い物よりも高額になりがちなコストコであればなおさらカード決済したいところですが、VISAやJCBでは支払い不可となっています。
なので、コストコ会員になる予定、あるいはすでに会員になっている方は、VISAではなくMasterCardを選でおいた方がお得度は高いと言えるでしょう。
また、特定の電子マネーにチャージしてポイントを貯めるといった場合も、ブランドはしっかり選んでおく必要があります。
例えば、Yahoo! JAPANカードはnanacoとau WALLETにチャージ可能ですが、nanacoチャージでポイントが貯まるのはJCBのみで、au WALLETチャージでポイントが貯まるのはMasterCardのみとなっています。
リクルートカードではnanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMARTICOCAの4つの電子マネーにチャージ可能ですが、楽天EdyとSMARTICOCAはVISAとMasterCardのみチャージ可能となっています。
このように、カードブランドによってチャージ可能な電子マネーやポイントの貯まり方に違いがありますので、特定の電子マネーを利用するといった場合にはしっかりブランドを選ぶようにしてくださいね。
どうしても決められない場合はVISAを選んでおくと無難
「どっちを選んでも良いとは言え、やっぱり決められない・・・。」という方は、VISAを選んでおくのが無難と言えます。
確かに世界シェアで見ればVISAもMasterCardも大差ないですが、やはり加盟店数は若干「VISA>MasterCard」となっています。
また、カードの保有者数で見た場合も、やはり「VISA>MasterCard」という構図となっています。
大は小を兼ねるではないですが、初めて持つカードならやはりブランド最大手を選んでおくのが安心と言えるでしょう。
2枚目は違うブランドを選ぶのがおすすめ
1枚目にVISAを選んだ場合、2枚目以降はMasterCardやJCBなど別のブランドを選んでおくのがおすすめです。
VISA、MasterCardどちらを選んでも利用やサービスに大きな違いはないですが、「1枚目→VISA、2枚目→VISA」とするよりも「1枚目→VISA、2枚目→MasterCard」というようにブランドを分けたほうが何かと応用がきいて使い勝手は良いかと思います。
コストコのようにどちらか一方しか加盟店契約されていない場合や、海外旅行に行って片方しか使えないケースにあたった場合には、両方持っていると非常に助かります。
もちろん、これは個々の好みによるところが大きいので絶対にそうした方がいいとは言えませんが、万が一の時の保険のためにも2枚目のカードは違うブランドを選んでおくのがいいかと個人的には思います。
中にはデュアル発行が可能なクレジットカードもある
多くのカード会社では1枚のクレジットカードに対して一つのブランドしか選ぶことができませんが、三井住友VISAカードやゴールドカードセゾンのように異なるブランドを同時に取得できるデュアル発行が可能なカードもあります。
日本国内での利用がメインならわざわざ異なるブランドを揃える必要性はあまりないですが、海外へ行くことが多い方は検討してみる価値は高いです。
海外で多額の現金を持ち歩くのは危険ですし、お店が手持ちカードのブランドに対応していない場合は非常に困ります。
であれば、「ブランドの異なる別のクレジットカードをそれぞれ用意すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、それだと改めてカードの新規申し込みが必要だったり、カードが揃うまでに時間がかかってしまったりします。
また、デュアル発行のメリットとして2枚目は年会費が格安になるサービスがある場合もあります。
例えば、三井住友VISAカードが発行する三井住友VISAクラシックカードでは年会費として1,250円(税抜)がかかりますが、デュアル発行した2枚目の年会費はわずか250円(税抜)で済みます。
新たに2枚のクレジットカードを別々で取得するよりも、デュアル発行のほうが年会費を安く抑えることができるケースもありますので、海外へ行くことが多いという方は、一度デュアル発行を検討してみてくださいね。
ちなみ、ブランドの組み合わせでおすすめなのは、世界一の加盟店数を誇るVISAと、第二位の加盟店数を持つMasterCardとの組み合わせです。
東南アジアに行くことが多いという方は「JCB」、中国に行くことが多いという方は「銀聯」と組み合わせるのもいいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、VISAとMasterCardどちらのブランドを選べばいいのか?ということについて紹介してきました。
結論は、
ただし、特定のお店や電子マネーを利用するなら、ちゃんとブランドを選ぶ必要がある。
となります。
現在はカード決済ができる加盟店も増えてVISAは使えるけどMasterCardは使えないなんてケースはほとんどありませんが、特定のお店や電子マネーを利用する場合は、しっかり確認しておいてくださいね。
以上、「VISAとMasterCard。国際ブランドはどっちを選ぶのが正解なの?」についての紹介でした。