国民年金保険料をクレジットカード払いに変更!割引額を徹底比較

公開日: : 最終更新日:2016年06月28日 税金・国民年金・公共料金

国民年金保険料
平成20年3月から国民年金保険料の納付方法にクレジットカード払いが追加されてから、保険料の支払いをカード払いに変更したという方も多いのではないでしょうか?

ただ、カード払いにすることでどれくらいお得になるのかということはなかなかイメージしづらいのではないかと思います。特に、初めて保険料を納付される方にとってはなおさらわかりづらいのではないでしょうか。

そこで今回は、クレジットカード納付にすればどれくらい保険料がお得になるのかということを、他の納付方法と比較しながら検証していきたいと思います。

国民年金保険料の支払いをクレジットカード払いするかでお悩みの方はぜひ最後読んでみてください。

目次

国民年金保険料の納付方法には何がある?

国民年金保険料の納付方法には何があるのでしょうか?それは、カード払いを含め下記の4つ

  1. 現金納付
  2. 電子納付
  3. 口座振替
  4. クレジットカード納付

1.現金納付とは?

現金納付とは、「領収(納付受託)済通知書」を使用して、納付期限(納付対象月の翌月末日)までに銀行などの金融機関、郵便局、コンビニなどにて保険料を納付する方法です。

ただし、市(区)役所、町村役場および年金事務所の窓口では、保険料を納付することはできませんので注意してください。

領収(納付受託)済通知書とは下記図のことで、日本年金機構から送られてきます。

現金納付

2.電子納付とは?

電子納付とは、インターネットや携帯電話、金融機関に設置されているATM、電話の音声案内を利用して保険料を納付する方法です。

利用するためには、あらかじめ利用する金融機関と契約を結ぶ必要がありますので注意してください。

3.口座振替とは?

口座振替とは、自身の口座から保険料を納付する方法です。

口座振替の手続きは、「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」に必要事項を記入のうえ、お近くの年金事務所または金融機関の窓口で申し込むことができます。

国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書とは下記図のことで、年金事務所に備えてあるものを利用するか、日本年金機構のサイトから直接申出書をダウンロードします。

口座振替納付

4.クレジットカード納付とは?

クレジットカード納付とは、クレジットカードにより定期的に保険料を納付する方法です。

クレジットカード納付の手続きは、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」に必要事項を記入のうえ、郵送またはお近くの年金事務所へ持って行き申し込むことができます。

国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書とは下記図のことで、年金事務所に備えてあるものを利用するか、日本年金機構のサイトから直接申出書をダウンロードします。

クレジットカード納付

 
以上が納付方法となります。次に、支払い方法について

国民年金保険料の支払い方法には何がある?

4つの納付方法の中から好きなのを選択した後は、支払い方法を決めていきます。
支払い方法は下記の5つ

  1. 毎月払い
  2. 毎月払い(早割) 口座振替のみ
  3. 6ヶ月前納
  4. 1年前納
  5. 2年前納 口座振替のみ

1.毎月払いとは?

毎月払いとは、当月の保険料を翌月末までに毎月支払っていく方法です。

2.毎月払い(早割)とは?

毎月払い(早割)とは、保険料を本来の納付期限よりも1ヶ月早く、つまり当月の保険料を当月末までに毎月支払っていく方法です。
口座振替のみ

3.6ヶ月前納とは?

6ヶ月前納とは、6ヶ月分(4月~9月分と10月~翌年3月分)の保険料を、4月末(4月~9月分)と10月末(10月~翌年3月分)の2回にわけて、それぞれ一括で支払う方法です。

4.1年前納とは?

1年前納とは、1年度分(4月~翌年3月分)の保険料を4月末に一括で支払う方法です。

5.2年前納とは?

2年前納とは、2年度分(4月~翌々年3月分)の保険料を4月末に一括で支払う方法です。
平成26年4月からの新サービス
口座振替のみ

 
以上が支払い方法となります。

そして、国民年金保険料は上2つの『納付方法』と『支払い方法』の組み合わせによって、国民年金前納割引制度が適用されます。国民年金前納割引制度とは、わかりわすく言うと「国民年金保険料をまとめて前払いすれば割引しますよ」という意味です。

それでは、納付方法と支払い方法の組み合わせによってどれくらい割引額がかわってくるのかを、平成28年度の国民年金保険料を例にとって検証していきたいと思います。

「納付方法」と「支払い方法」の組み合わせによる割引額の比較

まず、平成28年度の国民年金第1号被保険者、及び任意加入被保険者の1ヶ月当たりの保険料は16,260円、年額にすると195,120円となっています。

この、年額195,120円を基準として比較していきたいと思います。

国民年金前納割引制度が適用となる納付方法は下記の4つ

  1. 現金納付
  2. 口座振替
  3. 電子納付
  4. クレジットカード納付

 
それでは、ひとつずつ割引額を見ていきます。

1.現金納付の場合

現金納付で、割引制度が適用となる支払い方法は

・6ヶ月前納
・1年前納

 
の2つ。

「6ヶ月前納」を選択した場合の割引額は?

6ヶ月分(4月~9月分と10月~翌年3月分)を現金払いで前納した場合の割引額は、「790円(6ヶ月)×2回=1,580円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-1,580円=193,540円

「1年前納」を選択した場合の割引額は?

1年度分(4月~翌年3月分)を現金払いで前納した場合の割引額は、「3,460円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-3,460円=191,660円

現金納付のまとめ

納付方法支払い方法1回あたりの納付額割引額(年間)保険料(年間)
現金納付6ヶ月前納96,770円×2回1,580円193,540円
1年前納191,660円3,460円191,660円

 
現金納付で、割引制度が適用となる支払い方法は「6ヶ月前納」と「1年前納」の2つだけしかありませんし、割引額もそれほど高くありませんので、あまりお得感の少ない納付方法となります。

なお、「6ヶ月前納」・「1年前納」を利用する場合の納付期限は、毎年4月末までとなっています。

電子納付の場合

電子納付で、割引制度が適用となる支払い方法は

・6ヶ月前納
・1年前納

 
の2つ。

「6ヶ月前納」を選択した場合の割引額は?

6ヶ月分(4月~9月分と10月~翌年3月分)を電子納付で前納した場合の割引額は、「790円(6ヶ月)×2回=1,580円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-1,580円=193,540円

「1年前納」を選択した場合の割引額は?

1年度分(4月~翌年3月分)を電子納付で前納した場合の割引額は、「3,460円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-3,460円=191,660円

電子納付のまとめ

納付方法支払い方法1回あたりの納付額割引額(年間)保険料(年間)
電子納付6ヶ月前納96,770円×2回1,580円193,540円
1年前納191,660円3,460円191,660円

 
見ての通り電子納付は、割引制度が適用となる支払い方法および割引額ともに現金納付と同じとなっていますので、こちらもあまりお得感の少ない納付方法となります。

なお、電子納付の6ヶ月前納」・「1年前納」を利用する場合の納付期限は、毎年4月末までとなっています。

口座振替の場合

口座振替で、割引制度が適用となる支払い方法は

・毎月払い(早割)
・6ヶ月前納
・1年前納
・2年前納

 
の4つ。

「毎月払い(早割)」を選択した場合の割引額は?

月々の保険料を口座振替の早割(当月保険料を当月末引落し)で納付した場合の割引額は、「50円(月額)×12回=600円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-600円=194,520円

「6ヶ月前納」を選択した場合の割引額は?

6ヶ月分(4月~9月分と10月~翌年3月分)を口座振替で前納した場合の割引額は、「1,110円(6ヶ月)×2回=2,220円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-2,220円=192,900円

「1年前納」を選択した場合の割引は?

1年度分(4月~翌年3月分)を口座振替で前納した場合の割引額は、「4,090円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-4,090円=191,030円

「2年前納」を選択した場合の割引額は?

2年度分(4月~翌々年3月分)を口座振替で前納した場合の割引額は、「15,690円(2年間)」となります。

よって、2年分の支払い額は393,000円-15,690円=377,310円

口座振替のまとめ

納付方法支払い方法1回あたりの納付額割引額(年間)保険料(年間)
口座振替毎月払い(早割)16,210円×12回600円194,520円
6ヶ月前納96,450円×2回2,220円192,900円
1年前納191,030円4,090円191,030円
2年前納377,310円(2年分)15,690円(2年分)377,310円(2年分)

 
口座振替は、割引制度が適用となる支払い方法が最も多く、割引額も高いおすすめの納付方法となります。

さらに、平成26年4月からの新サービス『2年前納』を利用すれば、割引額が2年間で15,690円とかなりの高額となっていますので、余裕がある方にはおすすめの納付方法です。

なお、口座振替の「6ヶ月前納(4月~9月分)」・「1年前納」・「2年前納」を利用する場合の申し込み期限は、毎年2月末日までとなっています。

クレジットカード納付の場合

クレジットカード納付で割引制度が適用となる支払い方法は、現金納付と同様に「6ヶ月前納」と「1年前納」の2つ。

そして、割引額も現金納付と同じです。一見すると、あまりお得感がないようにも思えますが、カード払いにはクレジットカード特有のポイント付与があります。

このポイント付与があることによって、お得度がぐんと上がってきます。
※クレジットカードのポイント還元率は『1%』とします。

「6ヶ月前納」を選択した場合の割引額は?

6ヶ月分(4月~9月分と10月~翌年3月分)をカード払いで前納した場合の割引額は、「790円(6ヶ月)×2回=1,580円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-1,580円=193,540円となります。

ですが、カード払いなら支払額96,770円×2回分に対してのポイント1%分『1,934円相当』が付与されるため、割引額は「1,580円+1,934円=3,514円(年間)」となります。

これにより、支払い年額は実質191,606円となります。

「1年前納」を選択した場合の割引額は?

1年度分(4月~翌年3月分)をカード払いで前納した場合の割引額は、「3,460円(年間)」となります。

よって、支払い年額は195,120円-3,460円=191,660円となります。

ですがこちらも、カード払いなら支払額191,660円に対してのポイント1%分『1,916円相当』が付与されるため、割引額は「3,460円+1,916円=5,376円(年間)」となります。

これにより、支払い年額は実質189,744円となります。

クレジットカード納付なら毎月払いもお得!

通常、毎月払いの納付方法を選択した場合には、現金払い、口座振替、電子納付、クレジットカード納付いずれの場合も割引制度は適用されませんが、クレジットカード納付ならポイント付与がありますのでとってもお得です。

1ヶ月当たりの保険料は16,260円となりますので、年間で「162円(月額)×12回=1,944円相当」のポイント還元を受けることができます。

支払い年額は実質195,120円-1,944円=193,176円となります。

これは、口座振替の毎月払い(早割)の割引額600円(年間)の3倍もの割引額となっています。

クレジットカード納付のまとめ

納付方法支払い方法1回あたりの
納付額
割引額
(年間)
ポイント付与
(還元率1%)
保険料
(年間)
クレジットカード
納付
毎月払い16,098円×12回
(ポイント含む)
0円+1,944円相当193,176円
6ヶ月前納95,803円×2回
(ポイント含む)
1,580円+1,934円相当191,606円
1年前納189,744円
(ポイント含む)
3,460円+1,916円相当189,744円

 
クレジットカード納付は、現金納付と同様に割引制度による割引額がそれほど高くはありませんが、ポイント付与による実質の割引額が口座振替よりも高くなるため非常にお得な納付方法となります。

さらに、毎月払いでもポイント付与による割引があるというのも利点の一つと言えるのではないでしょうか。

クレジットカード納付の「6ヶ月前納(4月~9月分)」・「1年前納」を利用する場合の申し込み期限は、毎年2月末日までとなっています。

なお、保険料の支払いは分割・リボ払いには対応しておらず、すべて一括払いとなります。また、追納(過去の未払い分)をカード払いにすることもできません。

 
以上が、4つの納付方法による割引額の比較となりますが、もう少し比較しやすいよう表にまとめておきます。

国民年金保険料の割引額比較表

念のため、比較する保険料をもう一度記載しておきます。下記

平成28年度の国民年金第1号被保険者、及び任意加入被保険者の1ヶ月当たりの保険料は16,260円、年額にすると195,120円。

支払い方法納付方法1回あたりの
納付額
割引額
(年間)
ポイント付与
(還元率1%)
保険料
(年間)
毎月払い現金納付16,260円×12回0円195,120円
電子納付16,260円×12回0円195,120円
口座振替16,260円×12回0円195,120円
クレジットカード
納付
16,098円×12回
(ポイント含む)
0円+1,944円相当193,176円
毎月払い(早割)現金納付
電子納付
口座振替16,210円×12回600円194,520円
クレジットカード
納付
6ヶ月前納現金納付96,770円×2回1,580円193,540円
電子納付96,770円×2回1,580円193,540円
口座振替96,450円×2回2,220円192,900円
クレジットカード
納付
95,803円×2回
(ポイント含む)
1,580円+1,934円相当191,606円
1年前納現金納付191,660円3,460円191,660円
電子納付191,660円3,460円191,660円
口座振替191,030円4,090円191,030円
クレジットカード
納付
189,744円
(ポイント含む)
3,460円+1,916円相当189,744円
2年前納現金納付
電子納付
口座振替377,310円
(2年分)
15,690円
(2年分)
377,310円
(2年分)
クレジットカード
納付

 
いかがでしたか?あらためて上の表を見ていただいてもわかりますように、割引額は口座振替が一番多くなっていますが、ポイント付与を加算すると6ヶ月前納で「1,294円」、1年前納で「1,286円」クレジットカード納付の方がお得になっているのがわかります。

また、クレジットカード納付なら毎月払いを選択してもポイント付加による実質的な割引を受けることができるのも見逃せません。

お金に余裕がある方は、保険料をまとめて前払い(前納)することも可能でしょうが、1年前納で19万強、6ヶ月前納でも10万弱、2年前納であれば38万弱ものお金が必要となってきます。結構な金額ですよね。

その点クレジットカード納付なら毎月払いでも年間で「1,944円相当」の割引を受けることができますのでとてもお得です。

さらに、クレジットカード納付にはうれしいもう一つの利点があります。それは、社会保険料控除額が口座振替より割引額分だけ多くなるというものです。これは、クレジットカード納付が現金納付と同じ扱いとなるためです。

微々たる金額ではありますが、国民年金保険料も平成24年度で年額179,760円、平成25年度で年額180,480円、平成26年度で年額183,000円、平成27年度で年額187,080円、平成28年度で年額195,120円と毎年上がり続けていますので、少しでもお得に保険料の支払いをすることが重要ではないかと思います。

 
最後に、国民年金保険料をクレジットカード納付にした場合の「メリット」と「注意点」についてまとめておきます。

クレジットカード納付の「メリット」と「注意点」について

クレジットカード納付のメリットのまとめ

・ポイント付与を加算すれば、口座振替より割引額が多い
・毎月払いでもポイント付与による実質的な割引が受けられる
・社会保険料控除額が口座振替より多い

クレジットカード納付の注意点のまとめ

・保険料の納付は一括払いのみ
・「6ヶ月前納」・「1年前納」の申込期限は毎年2月末日まで
・追納分のカード払いは利用できない

 
以上となります。

最後の最後に、クレジットカード納付を利用する場合の最も注意するべき点をあげておきます。それは

国民年金保険料の支払いに対しては、ポイント付与対象外としているクレジットカードもある

ということです。ポイント付与がなければ、割引額は現金納付と同じになっていまいますので、カード払いを申し込む前には必ずカード会社に確認を取ることをおすすめします。

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