JRの券売機でクレジットカードが使えない原因と対策について!
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最終更新日:2023年09月28日
JR
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JRに乗る際にクレジットカードのポイントを貯めるためみどりの窓口やカード払いが可能な専用の券売機を利用される方も多いですが、まれにカード払いができないというケースが出てきます。
それは一体なぜなのでしょうか?
今回はカード払いに対応している券売機にもかかわらず、カード決済できなかった時の原因について紹介したいと思います。
目次
- 1 クレジットカードを使ってJRの切符を購入できるのは専用の券売機だけ
- 2 カード払い対応の券売機でクレジットカードが使えない原因について
- 3 まとめ
クレジットカードを使ってJRの切符を購入できるのは専用の券売機だけ
まず大前提としてJRの切符をクレジットカードで購入できるのは、カード払いに対応している専用の券売機だけとなります。
JR西日本では「みどりの券売機」、JR東日本では「指定席券売機」と呼ばれている券売機ですね。
それぞれ下図のような券売機になります。
普通の券売機との見分け方については、券売機の色※で確認するかクレジットカードと書かれた挿入口があるかどうかで見分けることができます。
※みどりの券売機は「緑色」 、指定席券売機は「紫色」
みどりの券売機については、下図のように ”みどりの券売機” と大きく書いてあるケースが多いので、さらにわかりやすいかと思います。
あとは、だいたい通常の券売機の端っこ設置してあることが多いです。
設置台数については、大きな駅や新しい駅ではズラズラとたくさん並んでいますが、小さな駅では1台か2台くらいであまり多くはないです。
「台数が少ないとすごい並ばないといけないのでは?」と思うかもしれませんが、ほとんどの方が通常の券売機を使って切符を購入されるので、意外と空いていることが多いですよ。
通常の券売機には人がたくさん並んでいるのに、みどりの券売機や指定席券売機には並んでいないというケースは結構あります。
みどりの窓口まで行って切符を購入するのもいいですが、手早く済ませたいならみどりの券売機や指定席券売機を利用してみてくださいね。
カード払い対応の券売機でクレジットカードが使えない原因について
ちゃんとカード払いに対応している券売機を使っているのに、クレジットカード払いができないということがまれに起きます。
一体なぜなのでしょうか?
通常ではあまり起きないケースではありますが、以下の要因によってカード払いができない時があります。
- 有効期限切れのクレジットカードを利用している
- 暗証番号の入力が間違っている、あるいは入力間違いによってカードがロックされている
- 券売機に対応していないクレジットカードを利用している
- クレジットカードの磁気不良や変形などが原因でうまく読み取りできない
- ICOCA(Suica)の購入やチャージといったクレジットカードで取り扱いできない項目を選んでいる
- クレジットカードの利用限度額を超えている
- 残高不足などが原因でカード会社からクレジットカードの利用を停止させられている
- 券売機が故障している
1.有効期限切れのクレジットカードを利用している
クレジットカードの有効期限が近づいてくるとカード会社から新しいカードが送られてきますが、古いカードを破棄せずそのままにしていると間違って古いカードを使ってしまうことがあります。
当然のことながら有効期限の切れたクレジットカードは使えませんので、券売機ではカード払い不可となってしまいます。
対策は簡単ですね。新しいカードが届いたら古いカードは処分して、取り間違いを防ぐだけです。
ただ、有効期限が切れて使えないカードとはいっても磁気部分やICチップ内には個人情報がたくさん入っていますので、適当に捨てるのではなく必ず一手間加えてから捨てるようにしてくださいね。
適切な処分方法がわからないという方は、下記で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
2.暗証番号の入力が間違っている、あるいは入力間違いによってカードがロックされている
切符を券売機でカード払いにする際には必ず4桁の暗証番号が必要になりますが、忘れてしまったり入力を間違えたりすると当然ことながら購入することはできません。
また、暗証番号の入力をある一定回数以上間違えてしまうとカードにロックがかかってしまうので、それが原因で利用できないケースもあります。
暗証番号を忘れてしまった際にはカード会社に照会依頼をかけることで確認することができますが、防犯上その場での回答は不可です。
後日書面が送られてくるので、そちらで確認することになります。
書面が届くまでの日数については、だいたい一週間程度が一般的です。カード会社によって多少の違いはあるでしょうが、ある程度の期間は見ておくようにしましょう。
問題はカードにロックがかかった場合です。
対処法は先程の暗証番号を忘れてしまった時と同じでカード会社に依頼をかけるだけですが、その後の対応が大きく変わってきます。
暗証番号を忘れただけなら後日送られてくる書面で確認するだけですが、ロックがかかった場合には大抵カードの作り直し(再発行)となります。
手数料無料で再発行してくれるカード会社もありますが、中には有料な場合もあるので注意が必要です。
大抵は3回連続で間違えるとカードにロックがかかってしまうことが多いので、すでに2回連続で間違えてしまっているという場合は、素直に照会依頼をカード会社に依頼しておきましょう。
みどりの窓口まで行けばカード払いで購入可能
暗証番号を忘れていたりカードにロックがかかってしまった場合は、みどりの窓口まで行けば切符をクレジットカード払いで購入することができます。
購入の際には暗証番号の入力を求められますが、 ”サインでお願いします。” と伝えればサインに切り替えてくれます。
カードがロックされている場合もICカードとしての利用はダメですが、磁気端末でのサインならカード決済可能なのでカード払いで購入することができます。
「今日はみどりの窓口まで行く時間がない。」という方は、残念ですが現金払いでの購入となります。
ちなみに、暗証番号を忘れてしまった時やロックがかかってしまった時の詳しい対処法についてはそれぞれ下記で解説していますので、その後の対処がわからないという方は参考にしてみてください。
3.券売機に対応していないクレジットカードを利用している
券売機にはぞれぞれ利用可能なクレジットカードがありますので、対応していないクレジットカードを利用した場合はカード決済不可となります。
それぞれの券売機に対応しているクレジットカードを載せておきますので、利用できない場合は確認してみてください。
「みどりの券売機」対応クレジットカード
「指定席券売機」対応クレジットカード
4.クレジットカードの磁気不良や変形などが原因でうまく読み取りできない
クレジットカードの磁気不良や変形などが原因でカード情報がうまく券売機で読み取りできない場合は、カード決済不可となります。
クレジットカード自体に問題があると判断した場合は、カード会社にカードの再発行依頼をかける必要があります。
だた、ICチップが内蔵されているクレジットカードの場合は、ICチップ部分のみ異常をきたしている可能性もあるので、みどりの窓口まで行ってサインでなら購入することができるかもしれません。
時間がある場合は試してみてくださいね。
ちなみに、「ICチップ」か「磁気ストライプ」どちらが破損しているのかを確認する方法は、暗証番号入力での決済ができずサインでの決済ができるなら ”ICチップ側” 、サインでの決済ができず暗証番号入力での決済ができるなら ”磁気ストライプ側” が破損していると判断できます。
いずれにせよ、早めに再発行依頼はかけておいてくださいね。
5.ICOCA(Suica)の購入やチャージといったクレジットカードで取り扱いできない項目を選んでいる
みどりの券売機では「ICOCA」、指定席券売機では「Suica」の購入およびチャージがそれぞれ可能ですが、いずれもクレジットカード払い不可となっています。
ただし、指定席券売機ではビューカードであれば「Suica」の購入およびチャージをカード決済することが可能です。
6.クレジットカードの利用限度額を超えている
クレジットカードにはあらかじめ「この金額までなら好きにカードを使ってもらっても良いですよ。」という利用限度額が設定されています。
利用限度額は個々の信用度やカードのグレードによって大きく変わりますが、いずれも上限を超えてしまうとそれ以降カードは使えなくなってしまいます。(2万~5万円くらいまでのショッピング枠なら使えるケースもある)
「さっきは使えたのに!なんで」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、先程利用した分で限度額オーバーになった可能性も考えられます。
対処法はカード会社に利用代金を支払うしかありませんが、頻繁に限度額オーバーによる利用停止が起きるようなら限度額の引き上げ申請を検討されるのがおすすめです。
ある程度の利用実績は必要になってきますが、延滞もなくきちんと支払いしていれば比較的簡単に引き上げに応じてくれるはずです。
詳しい引き上げ方法については下記で紹介していますので、今の限度額に不満のある方は一度ご覧になってみてください。
7.残高不足などが原因でカード会社からクレジットカードの利用を停止させられている
残高不足などが原因で頻繁に延滞を繰り返していると、カード会社から通知もなく利用停止にさせられる場合があります。
その場合は当然カードは使えませんので、券売機ではカード決済不可となってしまいます。
対処法はひとつだけです。きちんと未払い分をカード会社に支払うだけです。
ただ、延滞を常習的に行っている場合は、返済してもカードを復旧してくれない場合もありますので注意が必要です。
その際は、カード会社と一度相談してみてください。
8.券売機が故障している
それぞれの券売機では定期的な読み取り部分の検査やクリーニングなどを行い、カードの読み取り精度の向上に努めていますが、そこはやはり機械、壊れることも当然あります。
運悪く故障機器に当たってしまうと、当然カード決済はできなくなってしまいます。
駅員さんを呼んでもすぐに修復できるかどうかわからないので、そんな時は駅員さんにひと声かけてから、現金あるいはみどりの窓口で購入するようにしておきましょう。
以上8つが券売機でクレジットカード払いできない時の主な原因となります。基本的には何かしらの事情やトラブルが発生した際に、カード決済不可となっていますね。
まとめ
今回は、クレジットカード払いに対応している券売機にもかかわらず、カード決済できなかった時の原因について紹介してきました。
主な原因をまとめると、
- 有効期限切れのクレジットカードを利用していた
- 暗証番号の入力を間違えていた。あるいはカードがロックしていた
- 券売機に未対応のクレジットカードを利用していた
- 磁気不良や変形などクレジットカード自体に問題があった
- ICOCA(Suica)の購入やチャージをカード決済しようとしていた
- クレジットカードの利用限度額を超えていた
- 利用代金の未払いによりカードの利用を止められていた
- 券売機自体が故障していた
となります。
クレジットカード決済できないというケースはそうそう起こることではありませんが、万が一遭遇してしまった場合にはこの記事を思い出して参考にしてみてくださいね。
以上、「JRの券売機でクレジットカードが使えない原因と対策について!」についての紹介でした。